恐ろしいほど旧態依然な英検協会 | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

本日、本当は私とかいは英検準1級の受験予定でした…が、私が濃厚接触者で健康観察中の身分のため、私も、同居のかいも受験できなくなりました。

 

正直、かいは恐らく今回は受からないだろうと思ってたので、先延ばしになったのはある意味ほっとしましたが…。

 

で、今回のこの日までに起こったゴタゴタを、本日はここに記したいと思います。

 

まず、届いた受験票。

 

うちは子供達が1年前に2級受けて合格してますが、

 

 

この時書いたんですけど、かいの名前のスペルが間違ってましてね(間違ってるというか、うちが事情によりかいのスペルをヘボン式にしてないので、そこでこういうことが起こるわけなんですけど)、それを訂正するには受験票に赤で訂正して、パスポートで証明できるページと一緒に「ファックス」で英検事務所まで送付しなければいけなくて、それを前回やったんですけど、同じ英検IDで申し込んでいるにもかかわらず、また同じように違うスペルで送られてきたんです!

 

かいは去年、英検の公式サイトから申し込みして、個人に英検IDというのが割り当てられていて、今回も同じ方法で同じIDで申し込んでいるにもかかわらず、ですよ?なんでそこ連携してないの?

 

てわけで、またファックスで訂正しなくちゃいけないの?と思い(うちファックスないので送るとなるとまたコンビニまで行かなきゃいけないし、なによりもう子供達のパスポート期限切れちゃってる)、電話で問い合わせしたんです。

 

電話もなかなかつながらなくて8分以上待ってようやくだったんですけど、かくかくしかじか事情を説明したところ、前回と同じIDで申し込んでいることが確認できたようで、じゃあ今回はこちらで訂正しておきますってことになったんですけどね。

 

そもそも、申し込みの時点で、ローマ字の読みを入力する欄って存在しないんですね、なので入力された名前のひらがなからサイトが自動的にヘボン式に変換したスペルで送られてくるそうなんですけどね、「そもそも英字で名前入力させればそんなこと起こりませんよね?」と言っちゃいましたわ。

 

だって、うちみたいに「●う●」っていう、真ん中に伸ばし要素が入ってる名前って、真ん中に何も入れないのがヘボン式だけど、うちみたいに間にHを入れるパターンとか、ひらがなに準じてUを入れるパターンとかあるじゃん?

 

それを一律に自動変換されても…それでファックスで訂正送れって言うくらいなら、最初から申し込み時点で正しいスペル入力させたらええやん…。

 

「だいたい、今時ファックスで訂正送れとか、ちょっと時代遅れですよね」「そもそもなんで同じ英検ID使ってるのに、連携してないんですか?」とか、思いの丈をはっきり伝えまして、「って、上の方に伝えておいて下さい」って言いました。

 

この電話口の方に言ってもしょうがないんだけどさー、だって言わずにはいられないじゃん…。

 

…で、これがまず、とことん時代遅れだな~って思った出来事その1。

 

その2は、いざ私が濃厚接触者になってしまって、その対応。

 

いくらHPとか探しても、濃厚接触者が受験できるのか、できないとしてその後の対応は?という部分が見つからないんです。

 

なので、しょうがなくまた電話しましたよね…もれなく10分弱待ちましたよね…。

 

で、返答としては、「当日の朝にオンラインでヘルスチェックをしてもらうことになっていて、その結果によってどうなるかの指示が出るのでそれに従って下さい」、と。

 

…とりあえず、これがどういうものなのか、実際にこちらで画像を加えて説明しますね。

 

今英検の受験者は受験日の朝に必ず、このヘルスチェックをすませてから受験会場に向かうことになっています(これは去年2級受けた時と変わっていません)。

 

 

項目はこんなかんじです。

 

何も当てはまらなければ、どこにもチェックをつけずに次の画面に進み、「今日受験していただけます」というような画面が表示されるので、それをスクショかプリントアウトで受付で見せれば受験できるという形。

 

ところが私の場合は2番目「健康観察の対象者」、かいの場合は一番最後の「同居する人が以上の各項目にあてはまる」が該当するわけで、それぞれそこにチェックを入れた状態で先に進むと、

 

 

このように、「本日の受験はご遠慮ください」と出ました。

 

この後どういう対応がされるのかは、2月上旬に送られてくるというお知らせを待たなければなりません。

 

…でね、言いたいのは、こんなの電話で「濃厚接触者です」って伝えた時点で分かってるわけで、なぜそれを電話口ではっきり答えられないの?ってことなんです。

 

実は、フォローしている某個人英語塾のブログに、「濃厚接触者の方は別室で受験対応できますので早めにご連絡下さい」って書かれてたんですよ。

 

それで私混乱してしまって…「え?濃厚接触者でも別会場に回されて受験できる可能性があるってこと?」とか。

 

なので、それがそんな当日の朝まで分かんないなんてどういうこと???ってなっちゃって。

 

…恐らくその英語塾の真意は、「既にその会場で申し込み済みの人に限り」「ヘルスチェックで噓をつけば」別室対応しますよってことなのかな…と(それ公のブログに書かなくても…)。

 

まーそんなかんじでちょっと余計な情報を頭に入れてしまったせいもあり、いきなり別会場だったら困るので、朝起きて即ヘルスチェックやったら、ふたりとも受験不可判定でした、と。

 

とにかく、これにしたってさー、とりあえずもう、ヘルスチェックで当てはまった時点で受験NG判定が出ることは決まってるんでしょ?

 

だったらさ、そうやってHPに明記しときゃいいじゃん、「以下の項目に当てはまる方は受験はできません、後日対応いたしますので、当日の朝このヘルスチェックを送信するのを忘れないで下さい」ってさー。

 

そしたらわざわざ電話もしないし、ヘルスチェックするのだって忘れないじゃん、なんでこれしきの対応ができないんだろうか?と。

 

上のほうで、頭の固いお年寄り達が牛耳ってるのかね…これだけ大きな検定なんだから、ちょっとHPのシステム変えるとか、それくらいのことはもっと柔軟にパパっと対応してくれないとさぁ…結局いろいろとシステムが行き届いてないから電話問い合わせもいっぱい来て、電話もかけるたびにあんなに待たなきゃいけないんでしょ?ちょっとHP充実させるだけで電話業務もずいぶん軽減するんじゃないの?

 

そんなこんなで、まーほんと、英検協会ってどんだけ旧態依然なのよ…と思わずにはいられなかった出来事でした。