解約すらすんなりできない | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

フランスのほうでゴタゴタっとしてたのが、ようやくひとつふたつと片付きました…不本意な形で!!

 

我が家、フランスでは、携帯電話とWi-Fi、テレビの回線全部、Orangeという会社と契約していました。

 

本帰国にあたって、当然この契約を解除しなければならず、また借りていたWi-Fiルーターやテレビのチューナーを返却する必要があり。

 

で、我が家、ライフライン等の解約は全部リロケーションカンパニーにお願いしてあったので、この解約もお願いしたわけなんですが。

 

Orangeに関しては、まず解約を希望する旨の書留の手紙をOrangeに送り、それから向こうから送られてくるメール/手紙とルーター類を持ってOrangeの店舗に行く、という…もうこの時点で、なんだそれ???な話。

 

フランスって、いまだに書類社会、手紙社会、特に書留社会で、この書留送った送らない、受け取った受け取らないっていうのが、なにかにつけてすごく重要なんですよね…。

 

しかも、この解約の書類ってのが、リロケーションが準備してくれたんですが、なんかOrangeが用意してあるフォーマットに書き入れるわけでもなく自分で書いた手紙っていうかんじの書式で(てかフランスって基本みんなこうね!)、さらに驚くことに、会社からの帰国の辞令も同封しろと!

 

…たかだか回線の解約ひとつに、なんで「帰国するので解約します」って言わなきゃいけないの???普通にもっと安い会社に乗り換えたいから、とかって人はどうするの???

 

フランスのこういうところってほんっとに謎。

 

この時9月中旬でしたが、なにしろフランスのことなので、果たしてあと1ヶ月でちゃんとその手紙とやらが届くのか?って不安がものすごくありましたんで(10月中旬に家を引き払って仮の家に移動するので、それまでに届いてくれないと郵便はもう日本へ転送されてしまう)、これはそもそも最初から店舗に行って手続きできないのか?とダンナからリロケーションに確認してもらいましたが、この手順を踏まなければダメだと。

 

…渡仏後に契約した時は、別のリロケーションが担当してくれてましたけど、いきなりOrangeの店舗に行って、普通にその場で契約しましたが…解約はそうはいかないんですか???

 

フランスのこういうところってほんっとに謎。

 

ともあれ、リロケーションが言うには、メールで送られてくるはずだから引っ越しの住所変更があっても問題ない、と。

 

まぁそう言うなら…ってことで、とにかく、言われた通りに、そのふたつの書類を即刻書留で送りまして。

 

そしたら9月28日にはダンナのほうに「手紙を確かに受け取りました」というSMSが届いたんですね。

 

でもそのSMSには特にそのルーターと一緒に持っていかなければいけないっていう書類は添付されていなかったので、じゃあまた何か別のメールが届くのかな、と。

 

…で、待てど暮らせどその後のメールはないし郵便物もない。

 

リロケーションに確認してもらったところ、今度は「Orangeは奥さん(私)のメールアドレスにメールを送ったと言っている」と言い始める…!(Orangeに登録してあるメアドが私のメアドなので)

 

イヤイヤイヤイヤ、届いてないし!!

 

って言っても、「全部迷惑メールとかも確認した?」とか言うもんだから、迷惑メールからごみ箱から全部確認してやったけど届いてないわ!!

 

このメアド私のメインアドレスなので1日何回も開くので見落としとかありえないし、そもそも他のプロモのメールとか、Orangeのメールは全部届いてるんだから、そのメールだけ届いてないとか、ありえないわけ!!

 

そうこうしてるうちに結局帰国の日になっちゃったので(だから言わんこっちゃない…!!!!!)、ルーターはAOさんご夫妻に預かってもらい、その書類とやらが届いたらそれをAOさんに転送して、ルーターと一緒にOrange店舗に持っていってもらう、ということに…AOさんご夫妻にはほんとに最後の最後までお世話になりっぱなし…!!

 

で、帰国してからも、ちっとも音沙汰ないわけだけども、11月頭に、料金請求書が私のメールに届いたよね…!!

 

金額からして、通常の月額使用料なんだけど、解約すらされてないわけ?!?!?!(これが今月分の料金なのか前月分の料金なのかは知りませんけども)

 

即、ダンナにリロケーションに連絡してもらったけど…リロケーション曰く、

 

・Orangeは3週間前に奥さん(私)にメールを送ったと言っている(ただしその詳細な日時を明かすことはできない)

 

・2回目の連絡は手紙で郵送したので(彼らは同じメールを再び送ることはできない)、これがあなたがまだ手紙を受け取っていない理由

 

・Orangeにリロケーションの住所にもう一度手紙を送るようにお願いした

 

…もうさぁーほんっとに勘弁してほしいんですけどー!!!!!

 

なんでメール送った詳細な日時を明かせない?!どうせ送ってないんだろ?!なんで同じメールを再び送ることはできない?!パッと送ればそれで全部一瞬で解決やん?!

 

日本に帰ってまでもなお、ザ・フランスの仕事ぶりに振り回される…!!!!!しかも人のせいにしやがって…ほんっと腹立たしい!!!!!

 

ルーターうんぬんはともかくとして、私達からは、「10月29日に本帰国のため解約したい」と明記した手紙を9月中旬に「書留」で送ってあって、それに対して向こうからSMSで「手紙を確かに受け取りました」っていう連絡はあったわけなんだから、せめて解約だけは成立してないとおかしいじゃないですか?!

 

…ってやきもきしてたら、結局12月になってようやく解約受付となったというメールが今度はちゃんと届いて、そのメールをAOさんに転送して、添付されてた文書と一緒にルーターを送ってくれて、数日後には即「ルーター受け取りました」ってメールが届く。

 

…なんなん?メール、もう1回送れるんじゃん?しかも手紙で送るって言ってたやつ、うちにもリロケーションにもいまだに届いてないんだけど?

 

もうさ、ツッコミどころ多すぎて…しかも12月もまた料金引き落としされてやんの…。

 

…ただ、ちょっと、オチがあった…。

 

なんで10月末で解約申し込んでるのに、11月12月の料金引き落とされてるのか?ちょっと確認してくれないか?とダンナがリロケーションに聞いたところ、リロケーションからの返事で、「以前メールしたけど、一度解約をキャンセルしちゃってますよね、だから11月は取られちゃってるんですよ、でも12月後半分は払い戻しされると思います」…はぁ???

 

…解約をキャンセルって、何???と思って、リロケーションとのメールを遡ったところ…確かに、一度、私のところにこんなメールが届きました、っていうメールをリロケーションに転送してて、そのフランス語をちゃんと読んだら、「解約のキャンセルを受け付けました」って書かれてて、その転送に対するリロケーションの返信に、「どこか変なリンク押しちゃった?」みたいなことが書いてある…。

 

…まじか…orz

 

私かもしれないし、ダンナかもしれないが…「解約を取り消す」っていう誘導に引っかかって押しちゃってたみたいだな…orz

 

しかもそのやり取りを10月下旬にリロケーションとしているんだけど、ちょうどゴタゴタ真っ盛りだったこともあり、私もダンナも完全にスルーしてたかんじ…そもそものメールはフランス語だからロクに読まずにリロケーションに丸投げ、そしてリロケーションの返事も英語だから結局変なタイミングだったりすると内容が頭に入らずスルーだったりするわけで…。

 

今回はもう、私もダンナも、この返信、完全に頭に残ってませんでしたわ…。

 

そんなわけで、たかだか通信会社ひとつ解約するのに、とんだ目に遭った、という話…みすみす1万円以上捨てた形ですわ。

 

…しかしさぁ、だからこういうゴタゴタを見越して、直接店で解約できないのか?って最初に聞いたわけなんだけども…こういうシステムがもう、ダメだよね、フランス…。

 

イヤ、もちろん、私達にも今回ミスがあったのは確かなんだけど、そもそもこういうことが起こらないようにフォローしてくれるのもリロケーションの仕事だとも思うんだけども…。

 

なんかほんと、9月末から、このせいでずいぶんやきもきさせられたのでした…。