フランス南下→東回り旅行・その5<マルセイユ> | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

さて旅行3日目6月30日(火)、朝にエクスを散歩してから、車でマルセイユへ、約30分。

 

12時にレストランを予約してあったので、それに間に合うようにと思ったんですが、行ったら道が分かりにくくて間違っちゃったり、目的の駐車場付近の道が大渋滞だったりで、結局わりと時間ギリギリ着でした。

 

予約してあったのはLes Arcenaulxというお店。

 

 

港町マルセイユ、ぜひ魚が食べたい!とは思っていたんですが、調べていたらマルセイユといえばブイヤベースらしく、そう言われるとせっかくだし食べたいなぁって思っていろいろ見たんですが、ブイヤベースって高いのね!

 

安いのもあるらしいんだけど、いかにも冷凍品ですみたいなのが出されたっていうような口コミもあったりして…迷ったんですけど、値段と口コミのバランスで、妥協点がここでした。

 

事前に予約しておかないとそれこそ冷凍品を出す店もあるとの情報も伺ったので、HPからメールして予約をしておいたんですが、到着後お店のマダムに「とても上手にフランス語書かれてましたね!」って言われちゃいました…書くのはできんのよ、書くのは…。

 

さて、お店ですが、結果から言うと、とてもいいところだったと思います!

 

 

本が壁沿いにずらっと並ぶ素敵な雰囲気。

 

かなり広い店内でしたが、常連さんと思われる高齢者中心に結構席は埋まってましたよ(昼から皆さん結構いいお値段のもの召し上がるのねぇ…)。

 

私はブイヤベース、ダンナが日替わり、子供達は子供メニューを注文。

 

 

まず私のブイヤベースですが、これは私大好きなやつ…!!!!!

 

すっごくおいしくて、大満足でした!!(お値段に見合うかどうかは好みによるかと思います…ダンナは実際「秋田のざっぱ汁も十分うまい」的なこと言ってたし…)

 

 

ダンナの日替わり、これが前菜で、

 

 

これがメイン。

 

こちらはまあまあだったようです。

 

 

子供達ははなが魚、かいが肉を選択。

 

魚が、子供メニューのわりにはしっかりした味付けだったそうですよ!

 

フランスの子供メニューって、ほんとに、値段に見合わないやっつけプレートが多いけど、ちゃんとおいしいものを出してくれるのは嬉しいですね。

 

…まぁこのプレートも、ポテトがやっつけ感を漂わせてますが、実は注文の際にダンナが「Beaucoup de frites(ポテトたくさん)」って言ったのでw増量してくれたんだと思われますw

 

 

キッズメニューのデザート、これもしっかりおいしかったようなんですが…これ出てくるまでに20分かかったっていう、最後の最後でフランスオチ。

 

それさえなければパーフェクトなお店だったなぁ~。

 

あ、写真は載せないけど白ワインもおいしかったです!

 

さて、お昼を食べた後は、ダンナがどうしても行きたいという、イフ島への船乗り場へ。

 

私はあまり本を読まないので知らないのですが、「モンテ・クリスト伯」っていう小説(「三銃士」を書いたのと同じ作者)に出てくる島なんですって。

 

昔牢獄として使われていたというのも面白そうだし、「地球の歩き方」にもイフ島から見るマルセイユは絶景だって書いてあるし、私達としても行くのは全然OK。

 

ところが!この日は天気がよかったんだけど、風があるので船が欠航していると言われ…!!

 

…言うほど風強くないんだけどな~とは思うものの、素人考えなので、こればかりはしょうがない…。

 

というわけで、旧港を散歩しながら、プチトランの乗り場を目指すことに。

 

 

港~!!何で港ってこんなに雰囲気いいんだろうか?!テンション上がります!!

 

 

旧港目の前に大きな広場がありまして、

 

 

この日はここで、医療関係者のデモが行われておりましたよ(危険なものではありません)。

 

 

向こうの丘の上にそびえる大聖堂が見えますか?あそこまでプチトランで行くことにします。

 

プチトランの乗り場は旧港の外れにありまして、そこまで歩いていきまして、

 

 

ここで往復切符を買って乗り込み(子供ふたり含む4人でギリギリ1列で座れました)、出発!!

 

 

いいですね~雰囲気あります!テンション上がります!

 

 

ちょっと柵が邪魔ですけど、ビーチが広がってるの見えますか?

 

マルセイユ、港のイメージしかなかったから、水着持って来てなかったけど、泳げたのか~しまった~!!って思いました…。

 

 

 

 

かなりの丘の上にありますが、ぐいぐい進んでいきます。

 

 

駐車場到着!ここも既に結構高いですが、しかーし!

 

 

駐車場から見た大聖堂!あそこまでもうひと歩き!

 

 

なんか、ボーダー柄が、海沿いの大聖堂ってかんじしますよね。

 

一生懸命階段上って行けるところまで行きます(エレベーターがあるのに気づいたのは最後下りきってからだった…まぁ我が家はどちらにしても使ってなかったと思うが)。

 

 

着いたーーーーー!!!!!なにこの絶景?!?!?!

 

中央に旧港があるの分かりますか?横に長い入り江に船がずらっと並んでいます。

 

 

海がきれい…!!!!!

 

 

ダンナが行きたかったイフ島、中央の要塞っぽい小島です。

 

大聖堂の周囲を周ってぐるっと360度の景色を拝めますよ。

 

 

すごくない?!なんか圧巻の景色…大都会だなぁ~(フランス第二の都市と言われたりするよね、でもリヨンもフランス第二の都市って言われるよね、どっちなんだw)。

 

景色を存分に堪能して、大聖堂の中にも入ってみることに。

 

 

今まで見た大聖堂の中で一番派手きらびやかかも…?!

 

 

さすが、船の飾りや絵がたくさんありましたよ。

 

 

ここにも船の絵…信仰が表れますよね~。

 

といったかんじで、あとはまた帰りはプチトランに乗り込みまして。

 

帰りは急こう配を下っていくんですが、すごく怖いっていう口コミも見てたんだけど、全然そんなことありませんでした(普通すぎてむしろ子供達ががっかりしてたw)。

 

問題は、プチトランの停留所が旧港の端なもので…帰り疲れてるのにそこから駐車場まで歩くのが結構大変でした。

 

旧港沿いにはいろいろお店もあったので、おみやげ屋さんにちょっと寄ったりしながら歩きましたけども。

 

実は最初プチトランの乗り場に向かう途中、別の観光バスの客引きのお兄ちゃんにつかまってチラシもらったんですけど、最初から私の中でもう今回はプチトランと決まっちゃってたので検討もしなかったんですが、そちらのバスのほうが停留所たくさんあって乗り降り自由でラクだったし、多分大聖堂以外も行けてよかったんだろうなぁと、あとから思いました(いくらだったかは知りませんが)。

 

ま、そんなかんじでしたが、とってもよかったですマルセイユ!!大好きになりました!!

 

治安がよくないという話もネットで見かけますが、北のほうは危ないらしいので少し気を付けたほうがよさそうですが、昼間に旧港付近や私達が行ったあたりを歩くぶんにはそれほど問題はないようです…が、夜はやはり気を付けたほうがいい、というお話を伺いましたので、これからもし行かれる方はご参考まで。

 

次はいよいよプロヴァンスを出てコートダジュールに突入です!