6月28日(日)、出発!
シュヴァルの理想宮を16時半指定でオンライン予約してありまして、
何事もなければ6時間半ほどで着くところなんですけど、イタリア行く時この近くで1泊したんですが、渋滞がひどかったので、なるべく早めに着いておこうと思い…念のための朝7時出発。
結局順調に時間通りくらいに着いて…14時半とかそんなもんだったかな?
2時間あったけど、時間前に入れてくれないかなぁと思って、試しに受付行ってみたら、あっさり、「全然問題ないですよ!」って入れてくれました、なんならプリントアウトして持参したチケット4枚全然確認すらされなかった勢いで(苦笑)
…ところで、シュヴァルの理想宮って何よ?って方は、上記リンクを見ていただければいいんですけども、面倒な方のために、映画サイトからまた引用しておきますね。
ある郵便配達員が33年の歳月をかけ、たった一人で築き上げた“シュヴァルの理想宮”。ある日偶然つまずいた奇妙な形の石に魅せられた男は、自然が作り上げた複雑な表情を持つ石を素材に、新聞や雑誌や絵葉書で見知った遠い異国の景色の断片を組み合わせるようにして、幅26m、高さ10mに及ぶ、複雑な意匠をこらした建造物を完成させた。木製の手押し車で石を拾い集め、積み上げること9万3000時間。愛娘のために世界にふたつとない“おとぎの国の宮殿”を手作りするという彼の果てしない挑戦を支えたのは、夢を信じる心と深い愛だった―。ピカソやアンドレ・ブルトンが絶賛し、フランス政府指定の重要建造物となった奇想の宮殿の誕生秘話。
そんなわけで、すんなり入れたんですけど。
どーん。
…って、いきなり現れるわけではなく、この全体像は一番最後に見たんですが、受付抜けてこの右側のほうから入ってきまして、とりあえず至近から全体回り、テラスに登り、中にも入ってから、ここ(ちょっと見晴らし台的な写真スポットになってる)から全体を眺めて、といったかんじで回りました。
これが正面、になるのかな。
この3体の巨人が、この宮殿のシンボル的なかんじですね。
裏側、また表情が全然違います。
場所ごとに、聖書やイスラム教、エジプトなど、いろんなものの影響を受けているようなので、統一感はないんですよね。
側面、アダムとイブ。
この階段から上のテラスに登ってみます。
密!!
で、赤い〇で囲んであるのが、
これ、シュヴァルさんが配達中につまづいて、この宮殿を作るきっかけとなった石…確かにかなり独特な石ですよね。
これ、映画観てなかったら、ここにあるとか、これがつまづきの石だとか、気づかなかった可能性あるなぁ…観といてよかった。
…とか言いながら、今この日記書くために改めてパンフレット見返したら、シュヴァルさんが石を集めるのに使ってた手押し車があったのに見てくるの忘れてるのに気づいたっていうね…orz
テラスを下りてから、最後は中へ。
狭いし暗いです。
細かいとこまでこだわってますよね~。
これをたったひとりで、33年かけて作ったわけですから…相当だなぁと思います。
人間、やろうと思えば、いろんなことができるものですね…。
あと、ちょっとしたミュージアムが併設されていて、シュヴァルさんが描いた構想図とか、実際の郵便配達ルートとかが少々展示されていました。
最後はおみやげ屋さんで毎度恒例のポストカードを買ってきたんですが、実際にこの宮殿前でシュヴァルさんが写ってる写真のポストカードとかがあったので、ダンナが買ってました。
それから、シュヴァルさんは本当はここに埋葬されることを希望したそうなんですが、それは衛生管理上の問題で許可が下りなかったそうで、村の共同墓地の一画に自分の墓地を作ったってことだったので、時間もたっぷりあったし、そちらにも行ってみました、すぐ近くでしたよ。
こちらもやはりエキセントリック。
お墓なのであまり細かく写すことはしませんが、シュヴァルさんと、奥さんや娘さん、多分息子さんやお父さん、あとシュヴァルさんから続く数世代が埋葬されているようでした(名前が書かれていたので)。
映画の影響ですかね、思ったより観光客がいたのには驚いたんですが、私達も実際映画観ておいてよかったです。
好天に恵まれて暑いくらいでしたが、旅行の好スタートを切れた1日でした。
子供達も何かインスピレーションが得られたならよかったですが、どうでしょうかね。
さて、この日の宿にはチェックイン18時でお願いしてあったんですが、田舎で何も周りになさそうで、早めにチェックインしていいかと連絡してみたら大丈夫だと言っていただけたので、1時間半ほど早かったけどチェックインさせていただけてとても助かりました。
この日はあとは大自然に囲まれた宿で少し遊んだりしながらのんびり過ごしたのでした。