フランスのハロウィン事情 | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

本題の前に、ヴァカンス2週目のここまでの振り返り…長いですがすみません。

 

後半ハロウィン記事になってます。

 

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初日月曜日は、おなじみのPavillon de Manseのイベントだったんですが、いつもは午前2時間だけ参加させるところ、この日は午前2時間午後2時間の計4時間参加。

 

というのも、本当は午前だけにしたかったんだけど、この日は通し参加が原則だということで。

 

午前のイベントが、ゲストを招いてのマジックショーのようだったので、この日は外したくないな~と思い、結局通し参加で申し込みました。

 

で、午前10時~12時で、一旦私は家に帰って軽く家事をすませて、お昼にお迎えに行き、子供達と一緒に、すぐ近くの中華料理店へ。

 

ここで、AOさんとRさんとお昼をご一緒するお約束をしてました。

 

というのが、午後のイベントが14時~16時だったので、車のない私達が一度帰ってまた来るにはあまりにも面倒で…だったら近場でお昼食べて時間つぶしたほうがいいなと思い、時間つぶしに付き合ってもらったというわけなのです。

 

本当は別のレストランに行く予定にしていたんですが、朝子供達を送り出してから、「あ!あの店月曜定休だ!」と思い出し、その後どこにするかと3人ですったもんだしまして…シャンティイって結構月曜定休のレストランが多いんです。

 

で、結局、AOさんが見つけてくれた中華料理店行ったんですが…テイクアウトも可能なお惣菜屋さんで、ショーウィンドウに並んでる総菜を選んでテーブルでも食べられるというかたちだったので、選んだものを豪快に皿に盛ってそのままレンチンしたものが出されるというところでしたがwwでもすっごいお安く食べられて(フランスでひとり5.5ユーロのランチなんてファーストフードでもなかなかありつけないと思う!)、思わぬ発掘ができてよかったです!この金額なら子連れでも気兼ねなく来られる!味はまずまずだったけど(レンチンだしww)。

 

でも、さすがに2時間そこで過ごすのは子供達と一緒では難があったので(かいがテンション上がっちゃってうるさいったらなかった)、すぐ近くのRさん宅に移動してしばらくお茶させてもらい、そこで子供達はドラえもんを見て過ごしていました。

 

そんなかんじで2時間やり過ごし、ふたりと別れ、また子供達を施設に預けてから、この時はちょうどいい時間のバスがなかったので自宅へ戻るのと施設へ戻るのにキックボードを使ったんですが…この日は死ぬほど寒かった…ツラかった…。

 

帰りはしばらく待ってバスに乗れたのでよかったですが…。

 

で、肝心のイベントのほうですが、午前はいくつかの手品を教えてもらったようで、さっそくふたつほど披露してくれまして。

 

午後はパズルのようなことをして過ごしたようです。

 

珍しく参加者もかなり多めだったんですけど、内容的には、うーん、期待してたほどではなかったっぽいです。

 

ピエロピエロピエロピエロピエロ

 

火曜日。

 

午後から、待ちに待った!学校の日系MちゃんとKくんが遊びに来てくれました!

 

はながこの日をどれだけ心待ちにしていたことか…(笑)

 

14時~17時くらいまで遊んでいってくれましたが、かいとKくんの男子チームは結局最初から最後までSwitchやってましたね…。

 

はなとMちゃんの女子チームは、シルバニアしたり、お絵描きしたり、パッドでなんかゲームやったり、女子らしく遊んでいた模様。

 

私とKさんはまたがっつり学校の話とか情報交換して、有意義に時間を過ごせました。

 

ハロウィンハロウィンハロウィンハロウィンハロウィン


そして昨日水曜日。


ハロウィン当日だったので、ちょっと商店街でも行ってみようかな~と。


…お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが…私、これまで、このブログでハロウィンの話題に一切触れてないんですけど…フランス、見事なほどに、ハロウィン、盛り上がってなかったんです。


日本ではここ数年でアホみたく盛り上がって、10月1ヶ月間(特に後半2週間くらい)イベント盛りだくさんですよね…私も子供達と一緒にここ数年は10月となるとあっち行ってお菓子こっち行ってお菓子状態でしたけども…フランスでも少し前に比べたらだいぶ浸透してきてるらしいんですが、それでも日本から来てみると、あまりの違いにびっくりします。


イヤ、日本が、おかしいんだけどね…。


それでもFacebookには、「ハロウィンの日に来てね!」という商店街のお知らせが上がってたもんで、んじゃどんなもんか行ってみるか~と。


11時前に、バスで商店街に到着して、歩き始めると…。



Facebookで見かけていたこのポスターを貼ってあるお店がちらほらあり…どうやらここに行けばもらえるらしい。


でも、ちょっと様子が分からなくて…とりあえずスーパーのG20にちょうど買い物があったので買い物してレジに行ったら、仮装した親子連れがレジでお菓子をもらっていたので、我が家もレジが終わってからBonbon?と聞いたら、お菓子をもらえました!初ゲット!


その後、近くの別店舗に入っていった親子を遠目で観察したところ、普通に店舗に入り、間もなく出てきたので、ほんと、単純に、入ってもらって帰る、でよさそう、と。


分かったところで、じゃあ順番にポスター貼ってあるお店に入っていくか~と。


フランス語ではTrick or treat?のように定型の文句はないようで、直前にスマホで調べたら出てきたフレーズの中でもわりと言いやすそうな「Une farce ou un bonbon.(いたずらかお菓子か)」というフレーズを子供達に覚えさせ、あとは順番にお店に入っていきましたが、結構、「仮装してないの?」「普通は仮装するんだよ」とか言われ…。


イヤ、どんなもんなのか見当がつかなかったから、全く仮装なしで行ったんですよ…。


まぁでもどこも、さすがにそれでお菓子をくれないってことはありませんでしたし、愛想よくくれるお店が大半でしたけど。


回ってる子供達はちらほらでしたが、でもみんな結構がっつりな仮装してましたね、日本みたいなプリンセスやらキャラクターやらなんでもありの仮装ではなくて、ちゃんとハロウィンにちなんでる仮装ってかんじ。


一度だけ他の子達と同時入店のタイミングになったお店があって、その子達のフレーズを聞いたら、「Des bonbons ou une mouvaise farce.」って言ってるようでした。


とりあえずbonbonとfarceが言えてれば通じるかんじでしたけど。


商店街の一本道、両端の店を回るように、ポスター貼ってあるお店を探しながら歩いて往復すること1時間でしたが、子供達は順番に「次はかいが言う番!」などと順番を決めてお店の人に声をかけてましたけど、わりとかいよりはなのほうがしっかり積極的に言えてたりして、びっくりしました、やっぱりお菓子が絡むと強くなるのか…(苦笑)


結局15軒くらい回ったかな?ってかんじですが。



それぞれの収穫です、帰りのバスでちょっと食べちゃってたので少しだけ減ってますが。


思ってたよりは集まったな~というかんじで、ふたりとも大喜びでした。


でも、今、この日記を書くのに上のポスターの画像を拾おうとFacebookを改めて見たら、ポスターと一緒に、「仮装して午後に来てね」って書いてあった…!


イヤ、私、このポスターだけじゃ何にも分からないと思って、もっと詳しい情報ないかって、結構探したんだよ、数日前に。


でも、このポスター以上の情報が何も見つからなかったの。


それが、この記事、上がってるの、前日ですよ…!前日にならないと詳細が分からないなんてさすがフランス!(まぁポスターだけでも仮装が必要だってのは分からなくはないが…)


それでか、なんか一軒で、午後からなんだよとか言いながらくれた人がいたし、多分うちが一番乗り的なかんじだったお店も何軒かあったんだよね。


でもまぁ、回ってたのうちだけじゃなかったし、そのへんはいい意味でフランスは緩いから、いいんじゃないでしょうかね。

 

午後は雨予報だったので午前中に回りたかったんです…午前は寒かったけど天気はよかったので助かりました。


あ、1軒、はちみつ屋さんで配ってて、おいしそうなジャムがいっぱいあったので、気になるジャムをひとつ買ってみました、おいしいといいな。


商店街的には、こうやって、お店の中にとりあえず足を運んでもらってどういうお店か知ってもらえるっていうメリットはあるよね、広告費はあめ代だけだし(笑)

 

おばけおばけおばけおばけおばけ

 

…で、それでハロウィンは終了かと思いましたが、夜に続きが…。


晩ごはんを18時半頃から3人で食べていた我が家、19時近くになって食べ終わった頃、なんだか今日は外が騒がしいね…と。


うちのひとつ下の階に住む子がわりと元気な子で、エレベーターホールで騒いでるとその声が聞こえたりすることはあるので、子供達とも「多分2階だよ」とか話してたんですけど、それにしてはなんだか騒ぎが大きいうえにやむ気配もなく。


何だろうね~?なんて思ってたら、いきなりうちの呼び鈴が!


そこでようやく私気付く!!!!!


ハロウィンか!!!!!Σ( ̄ロ ̄lll)
 

多分、その、2階の子がお友達と一緒にとか、来たのかな~?なんて、気軽な気持ちで開けたんだけど…ドア開けてびっっっっっくり!!!!!


そんなに広くないエレベーターホールではありますが、そこに、仮装したちびっこ(幼稚園児くらい)と大人たちがぎっっっっっしり!!!!!


開けた途端、子供達がなにやらトリックオアトリート的なフランス語を一斉に言い始める…!!


まーーーーーじーーーーーかーーーーーよーーーーー!!!!!と思いながらも、とりあえず、「待って!」と奥に引っ込み…個包装のあめちゃん…と、日本から大量買いしてあった「はちみつきんかんのど飴」を持ち出して、それをひとつずつ、彼らのバッグの中に入れまして。


すっごい多く見えたけど、結局子供達は…7、8人だったかな。


あげたらお礼を言われて、さようならのごあいさつをして、そのままドアを閉める。


ふーーーーー…びっっっっっくりしたーーーーー!!!!!


とりあえず、開けた瞬間のあの光景の異様さといったら…とりあえずみんな黒いしね、まー驚いた。


もらうのに回ったのは何度もあるけど、あげる立場になったのは初めてでした…。


まさかこんな普通のアパルトマンの中を回るなんて思ってもみなかったし(一応オートロックなんですけど…)、別にハロウィンの飾りつけも全くしてませんからね。

 

そしてうちは個包装のお菓子を常備してるわけではないので…ほんっと、たまたま、日本からのあめがあってよかったけど…でも日本語で得体が知れないから、食べさせない親もいるかしら?それとも珍しいものもらったと思って喜んで食べてくれるかしら?


まぁとりあえずは、あげることもらうことが目的だと思うので、よしとしよう。


来年は…忘れなければ…個包装の、もうちょっとちゃんとしたもの、用意しておこうかな…なにより、はちみつきんかんのど飴、貴重品なのよ…これから風邪のシーズンだし…(苦笑)


うちの子達も、配り終わった後、「まだある?!」と、袋の中をのぞきこみましたし…イヤ、大丈夫、まだ2袋くらいは予備あるし(笑)


イヤーーーーー…フランスはハロウィン盛んじゃないから、って、なめてたわぁ~…(苦笑)

 

今朝になってFacebook見たら、シャンティイ内で盛り上がってる画像もちらほら上がってるし、なによりフランス(ヨーロッパ)ブロガーさん達も結構ハロウィン記事アップしてるし…。

 

そうか、日本と違って、当日だけドカンと盛り上がるのね…ほんとなめてた…(苦笑)

 

でも、ひとつ注意として…どうも、家々を回ってお菓子をもらい歩くという行事の特性上、危険なことも多いようで…イギリスブロガーさんによると、お菓子くれない家に生卵を投げつける若者がいるとか…あと、アメリカではいかにもホームレスってかんじの親子がここぞとばかりにお菓子をもらい歩くって話もちょうど聞いて…フランスにも多かれ少なかれそういう事情はありえるかな~と思ったりしました。

 

まぁうちは治安のいいシャンティイなので、そこまで変な人達はいないとは思うんですけど、一応注意したほうがいいのかな?とは思っています。