フランス下見・2日目 | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

1月16日(火)。

 

数日前に風邪をひいて、この前日までのどの痛みがあったんだけど、この日起きたくらいからもう完全になくなってましたね…。

 

時差ボケも感じることがなかったし、5日間通して体調はすこぶる良好でした(最初の腹痛くらいですね)。

 

さて、朝はホテルのバイキング。

 

レストランに行くと、「Bonjour!」とご挨拶され、コーヒー飲むかと聞かれるので、ダンナのぶんのみお願い(私はコーヒーは好きなんだけど胃に合わないことがある)。

 

コーヒーだけは持ってきてくれるんだけど、他のお茶やジュースはセルフサービスだったので、私はレモンティーを。

 

あとは好きなものを選んで食べるんだけど、パンが数種類ある中で、やっぱり選ぶのは大きなクロワッサン。

 

チーズもハムも数種類あって、あとは缶詰シロップの果物2種類と、シリアルと、ヨーグルトと卵ってかんじだったかな。

 

意外と野菜がなかったね…ミニトマトくらい。

 

てわけで私はこの日はハムとチーズはだいたい全部食べて、この日おいしかったものを今後も食べ続けたってかんじでした。

 

おいしいハムとチーズがありましたよ~。

 

さて、朝食を終えて支度を済ませると、朝からふたりで散歩に出かけました。

 

昨日見た市庁舎のもっと奥のほうに、歴史的にも有名なお城があるってことだったので、見に行きたかったんです。

 

外に出た頃にはさすがに明るくなり始めてましたけど、ほんっとに日の出が遅いのね!8時半くらい。

 

日の入りは17時半くらいだから日本と変わらないんだけど…びっくりしました。

 

あ、あと、寒いと覚悟しながら行ったけど、思ったほどには寒くなかった!

 

日本の関東と大差ないかなってかんじだし、雪もまず降らないみたいだし。

 

まぁでも一番寒いのが2月だって話だけど…。

 

あ、あと、1週間ずっと雨予報だったんだけど、結局がっつり雨が降ったって日は1日しかなくて(それも午前中だけ)、その点はすごくラッキーでしたね。

 

さて、石畳の道を歩いてお城に向かいましたが、中に入れる時間が10時からだったので、ほんと外から見ただけです。

 

お城っていうか、宮殿に近いのかな~、意外と外観はシンプル。

 

きっと中はすごいんだろうけど。

 

写真は載せたいとこなんだけど…こちらはあまり場所をオープンにしないほうがいいかなと思うので、控えておきます。

 

中に入れなかったので、城の外周をぐるーっと回って歩いてから、ホテルに戻りました。

 

さて、その後は10時に、お迎えの方がいらっしゃることになってました。

 

今回移住にあたって、リロケーションカンパニーというところに、こちらでのお世話をお願いしていたようなんですね。

 

要するに、海外から赴任してくる人のために、家を探したり、銀行口座を開設したり、町の案内をしたり、そういうお仕事をしてくれる会社のようです。

 

その会社の担当の方、仮にAさんとしますが、Aさんが10時にホテルまで迎えに来てくれることになっていたんです。

 

私達が10時に合わせてロビーに降りると、ちょうどAさんもいらしたところのようで、握手でご挨拶。

 

Aさんは私達の親世代よりちょっと若いくらいかなっていうフランス人女性で、すごく元気でパワフルで、おきれいでおしゃれな方。

 

私達とは英語で話し、現地のフランス人達との間を通訳してくれましたが、英語がもうネイティブかってかんじで素晴らしかったです。

 

さて、早速Aさんの車で、居住地となる予定の町へ。

 

今回の移住は、子供達がインターナショナルスクールに入れることを大前提に決めたので、その学校がこの町にあって、もう入学の手続きもすませてある状態のため、必然的に居住地はこの町周辺になるというわけです。

 

空港からホテルに向かう時も思ったけど、あの、信号がない丸いロータリー、しょっちゅうあるのね!

 

田舎でそんなに車がないところを見てる分にはそれほど苦労もなさそうだし信号がないのはスムーズっぽかったけど、これがパリとかだときっと事情が全然違うんでしょうね。

 

それから、町に入ると、街並みがとにかくかわいい!

 

「Très mignon!!」って何度思ったかしれません。

 

あとは…イタリア行った時もそうでしたが、やっぱり路駐はすごかった、道路両側がとにかく全部車で埋まってるっていうね。

 

そんな中でも、Aさんは上手に場所を見つけてうまいこと停めていくんですけども…。

 

大きい車はほとんど見かけませんでしたね~、うちもだけど日本で当たり前に乗られてるミニバンなんてほぼ皆無でした…ほんと、大きい車じゃ生活しづらいだろうなってかんじでしたわ。

 

しかし、車の中でもひたすら英語で話すAさん…ダンナは助手席なので英語で話してましたが、私は後ろなので基本的には聞いてましたけど、時々話すくらい。

 

聞き取るのはほぼほぼ大丈夫なんだよな~と、自分の現状の英語力を確認…でも話すとなると全然ダメなんだよね…。

 

さて、この町の駅に隣接するふたつの町で、この日は物件を5軒見ました。

 

信じられないくらい広い庭のついた一戸建てのおうちから始まって、日本でいうところのメゾネットタイプだけど豪華さが全然違うようなもの、建築中のおうち、そして私がイメージしていた、石畳の通りに面したアパルトマンまで、実に様々。

 

どこも素晴らしくて行くたびにここがいい!って思うレベルなんだけど、ただ…高い…orz

 

家賃補助は出るとはいえ…それにしても、高い…orz

 

翌日も数軒見る予定になっていたので、とりあえずこの日はまだ検討段階。

 

あ、どの家も全部、違う不動産屋さんが見せてくれたので、5回とも違う担当者さんとの顔合わせだったんですが、そのたびに握手でした。

家を見ながらも、途中お昼にはレストランへ。

 

あとから分かったんですが、この時連れてきてもらったレストランは、フランスの相場で考えるととてもリーズナブルでコスパがよかったので、今後も重宝しそうなかんじです。

 

ここでAさんに「plat du jour」、つまり本日のおすすめ、または日替わりみたいなニュアンス?というものを教えてもらいまして、私とダンナはそれを注文。

 

これはいい単語を教えてもらいました~。

 

でも、Aさんが頼んでいたサラダボールが明らかにおいしそうだった…(笑)

 

サラダって、1食分になりえるのね…大きなボールに、野菜たっぷり、チーズやらなにやらもいろいろ入ってるっていう。

 

この日Aさんが頼んでいたのはSalade de chèvre chaud、つまりヤギのチーズ(焼いたもの)のサラダ。

 

フランスってチーズが豊富だけど、ヤギのチーズも普通にあるね、スーパーでも見かけたわ。

 

あとは…あ、合間で、お城も見ました!

 

 

シャンティイ城です。

 

はい、このあたりに住むことになりそうです。

 

この日は遠巻きに見ただけでしたが…これぞフランス!これぞヨーロッパ!ってかんじですよね…。

 

なんだかほんと、この日あたりはまだ現実感がなかったな~…。

 

ま、そんなこんなで、物件巡りを終えて、帰りはまたAさんがホテルまで送ってくれることに。

 

帰りの車内は私思わず寝落ちしてしまって申し訳なかったですが…無事にホテルに着いて、Aさんとはこの日はお別れ。

 

もうすっかり暗くなっていたのですが、私とダンナはその後、駅まで翌日の切符を買いに。

 

翌日は最初の予定が学校訪問だったんですけど、それはAさんの仕事の範囲外のことで、私達が自分で行かなきゃいけない用事だったので、自分達で電車に乗っていくことにしたのです。

 

ここからシャンティイまでは電車では1本で行けるんだけど、本数はそんなにないので、窓口で確認して買わなくちゃなってかんじで(てか、駅の時刻表を見ても、確かに1本で行けるはずなのに、シャンティイが表示されてなくて、さっぱり分からない…!)…さて!ワタクシ、フランス語で窓口に突撃です!

 

ちょうど前回のフランス語レッスンで、切符の片道とか往復とか習ったばかりだったので、「明日の朝にシャンティイに行きたいので時間を知りたい」「この時間を片道で2枚ほしい」って、片言でなんとかかんとか買えました…!

 

あとはその後、レストランに行って晩ごはん。

 

私もダンナも黒ビール注文。

 

私、基本ビールは飲まないんだけど、黒ビールは飲めるんだよね…だけど、この日の黒ビールは飲めたけどあんまり好きじゃなかった(苦笑)

 

あとはダンナはお昼のAさんを倣ってサラダにしてみてたけど、この時はまだAさんがなにを頼んだのか分かっていなかったので、こんなかんじかなって頼んだら結局違うものではあったんだけど、でもおいしかったみたい。

 

私はラザニアを注文。

 

 

最初は殺人的に熱かった…おいしかったけど。

 

でも、とにかく、高いんだよね…orz

 

フランス人ってなんかよく外食してるようなイメージが勝手にあるけど…とてもじゃないけどこんな値段じゃ頻繁に外食なんてできないわ…。