昨年の年末近くなって、林檎さんとのデュオ、
スカパラへの客演が発表されたあと
「これからはソロ」宣言をした宮本さん。

エレカシファンにとっては、
ざわざわ、ざわざわ、えーーー、ざわざわーーーー!!??
って感じでした(><)

エレカシファンからすると、宮本さんは絶対的に
「エレカシの宮本」。
バンド意外の宮本さんは宮本さんじゃない、
という思いがあります。

バンドを追いかけてきた者からすると
やっぱり、エレカシじゃない宮本さんには
抵抗があるのです。。。
あの、運命的なまでの一体感が、
バンド・エレカシの魅力だからです。

先日、音楽雑誌で、
ソロを語る宮本さんのインタビューを読みました。


言葉の端々から推測するしかないけど……

きっと、もともとソロをやってみたいという気持と、
自分の表現に全面的についてきてくれるバンドの、
両方をやりたい気持があったのかな。。。

エレカシで
わがまま放題・暴君的にやってきた宮本さんが、

ソロになって、周りが自分の言うこと聞かなくて
いらいらするんじゃないかと、最初は思っていた。

でも、宮本さんが言うには、
詞や曲を完全に他人に任せてしまって、
自分は歌に集中したい、という気持があるとのこと。

それは、蔦屋好位置さんや村山潤さんなどの
有能なアレンジャーやプロデューサーとやってきて
自分の引き出しにないものができる驚きを経験したから、
ということらしいです。

やっぱり自分は「歌手」なんだと。

それは、確かにそう。
宮本さんはギタリストじゃなくて
明らかに歌手だと思うし。

エレカシに守られた「エレカシの宮本」じゃなくて
一歌手「宮本浩次」として見てほしいって。

この辺りは、わからなくもない。
今まで30年、すべて自分で仕切ってきて
「自分の」納得できる音楽を求めてきた宮本さん。

私自身は、石くん、成ちゃん、トミの演奏あっての
輝ける宮本さんだと思ってたし。

でも、宮本浩次が一流の歌い手であるということが
林檎さんやスカパラとのコラボで
わかってしまった。

正直、認めたくないけど
わかってしまった、私にも。

宮本さんは、もっと前からそれに気づいていたんだろうな。
そして、30周年が大成功に終わって自信がついたんだろうな。

宮本さんも年齢のことを言っていた。
「かっこいいって言ってもらえてるうちに
歌手として認められたい」って。

ケーヤンがバンド活動休止したときも
TOKIOが4人で再出発すると決めたときも
ファンは黙って、それを見ているしかなかった。

結局、ファンは、アーティストの決定に
抗えないんだよな。
黙って、見守るしかない。

やっぱり、なんとなくわかったような、わからないような。。。
すっきりというわけにはいかないような…。

心が狭いといわれればそれまでだけど
裏返せば、それだけ強い
バンドへの愛があるからなのです。

応援するしかないけど、
できれば、4人のエレカシの姿を見たいなーと、
思ってしまうのが正直なところです。。。