みなさん、この写真の白い粉、何だか分かりますか

決して怪しい粉ではありません

2月5日の講演会で、全員に配られたお土産です。
マイ箸やマイバッグの勧めなどのエコアイデアが載ったカレンダー、
目黒区の取り組みなどのパンフレット類とともに配られました。
ココまで読んで分かったアナタ

ステキです

これは重曹です

重曹は、環境にやさしいクリーナーとして、
油汚れ、手あか、湯あか、衣類に付いたタンパク汚れ、
生ゴミに臭いなど酸性の汚れに効きます。
石けんかす、水あか、尿の汚れ、タバコのヤニや臭い、
魚の生臭さなどアルカリ性の汚れに効くクエン酸とともに、
随分とポピュラーになりましたね

お土産が配られたのは、
1月31日の記事でご紹介した
水中写真家の中村征夫さんの講演会、
~ファインダーから見た地球温暖化~ 『海からの警鐘』の受付です。
会場のエコライフめぐろは、
都立大学が移転した跡に造られた、
生涯学習、文化、スポーツ振興の拠点となる複合施設。
広い芝生の公園内に、大小のホール、図書館、
体育館、心身障害者センターなどがあります。
講演会が催された小ホールは、
「小」と言っても大きなステージに階段状の客席は200席。
とても立派なホールです。
今回の講演会は、
「エコライフめぐろ」誕生5周年を記念した講演会。
エコライフめぐろ推進協会理事長の相馬熊郎さんのご挨拶、
目黒区長の青木英二氏の祝辞の後、
司会の方に紹介されて登場された中村征夫さん。
写真との出会いを語った後に、
スクリーンに美しい南の写真が映し出されます

小さなミクロネシアの島のこと、
世界の海に息づく1200種のサンゴのうち
沖縄には400種があること、
サンゴの生態や病気のことなどの話の後、
話はサンゴの産卵へ。
みなさんも、
テレビなどで満月の夜
に、ピンクの小さな卵が産まれる映像を
ご覧になったことがあるでしょうか?
撮影のための苦労談もさることながら、
サンゴから顔を出していた卵が、
翌日には中に入ってしまったとき、その理由が
遠く、フィリピン沖で台風
が発生したことだったという話には驚かされました。
そしてさらなる驚きは、その卵は、
そのままサンゴの栄養になってしまうのだとか

まさに生命の神秘です

もうひとつの印象的な写真&ストーリーは
奥尻島のこと。
あるとき、海中で「砂漠化現象」が起こり、
海中の昆布が壊滅してしまい、
特産物のウニやアワビが痩せて採れなくなりました。
すると、漁師たちが山に木を植えはじめたのだそうです。
木を切りすぎてしまうと、
雨
が降ったときに土が海に流れ込み、海の生き物たちの上に降り積もり、
ダメージを与えるからです

木を植えはじめて数年後の水中写真に写っていたのは、
海の中は昆布の林となり、
昆布を食べてまるまる太ったたくさんのウニたち
豊かな海は豊かな森
が育むということを、写真で見せてくださいました。
また、潮の干満によって水の中に酸素を放出する干潟の大切さ、
バラスト水によって運ばれてきた
ムラサキイガイやミドリイガイといった外来種の貝が
実は水の浄化に役立っていることなど、
たっぷり2時間の間に、
興味深いお話しがたくさんありました。
さて、公演後、
聴講していたダイバー約15人で近くの居酒屋へ

ダイビング談義の始まりです。
すると1時間ほどして、
スタッフの方たちとともに
サイン会を終えた征夫さんご本人が合流

このような場に
気軽に顔を出してくださるのも
征夫さんの素晴らしいお人柄ですね。
「実るほどに頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」
ということわざがあります。
征夫さんもこの言葉がお好きだとか。
そうおっしゃるとおり、「ソロモン流」、
「プロフェッショナル~仕事の流儀」をはじめとする
テレビ番組、ラジオ番組に引っ張りだこになっても、
決して奢ることがない素敵な方です。
ちなみに、
周りのみなさんが「征夫(いくお)さん」と
ファーストネームで呼ぶのには理由があります。
水中写真家、海洋写真家で、
中村さんという方がほかにもいらっしゃるからです。
間違えないように、海の業界の方たち、
ダイバーの方たちの間では、
それらの中村さんたちはみなさん、
ファーストネームで呼ばれているんですね。
そんな征夫さんの周りには、
いつも人の輪ができています

この日も、終電近くまで笑いが絶えませんでした

講演会も、そしてその後の懇親会

も、どちらも素敵な夜でした

たかせ藍沙
http://www.aisha.jp

