今まではオフィスワークの方が長くて、
自分のやりたい仕事があったにも関わらず、
全く違う仕事をしていました。
振り返れば、全ては社会人としての経験を積み重ねるため。それによって、いろいろな社会課題にぶつかる人に自分自身がなる必要がある、と思ったことがひとつでした。

10代の頃、途上国支援をカウンセラーとして行うことを考えていました。当時、私は心理学にとてもはまっていて、中学卒業論文を犯罪心理学にしたくらいです。
大学では国際政治をメインに学び、心理学は趣味として本を読むなどしていました。
入っていたゼミで途上国支援でカウンセリングをしたいと、漠然と考えていた私に他のゼミ生が
「今、まさに飢え死にしそうな人がカウンセリングで救えるのか?」と言い放ったのです。笑

国際政治について話すと長いので省略しますが、
まさに私がカウンセラーから社会福祉士になりたい、と思ったのは、この言葉がこの先私の心に深く残ったからでした。

その後、普通の学生生活を送りましたが、就職ではなく大学院に行きたいという話を親にしたところ、
「大学院に何のためにいくのか?社会人になってからでもいける、今は社会人になって働く人がどんな苦労をしているのか、カウンセリングしたいならそういう人の気持ちがわからなければいけない、さらに人助けをしたい人が自分でお金を稼ぐことができなければ意味がない。
会社にも大学院やMBAに行って働いてる人がいたけど、
勉強しても仕事で活かせるかわからないのに、行く意味があるのか」という話をされました。
当時はとにかく親の意見も納得して、大学院に行かずにブラックと言われる会社に入社したのです