……カチャ。
○○「歩さん、お待たせしま…した??」
少し長めのお風呂からあがると、
彼は、ソファーですぅすぅと寝息をたてていた。
起こさないようにそっと忍びよる。
○○「歩さーん、風邪、引いちゃいますよ??」
歩さんの寝姿が貴重過ぎて、
言葉とは裏腹に息を殺したような声音で問いかける。
○○「……うぅ…かわい……いいい……」
起きていたら絶対に口にはできない言葉。
でも実際可愛いのだから仕方がない。。
○○「写真…写真……いや、起こしちゃうかな~?」
そんな自問自答を繰り返し…
そぉっとサラサラの髪の毛に触れてみる。
○○「柔かっ!!」
それから息を止めて、、
はぁ~危ない危ない。。
目覚めたら最後
なにを言われるか……
そぉっと離れた私は、寝室から毛布を取ってくる。
どうしよう、私だけベッドで寝るなんて
絶対
できないよね。。
歩さんが起きないようにそっと
毛布をかけると、
東雲「……う ん…」
○○「え?なに今の?起きた??天使は?天使発動しちゃう??」
そんな期待とは裏腹に
再び深い眠りへと入っていく様子の歩さん。。
歩さんと初めて出逢った頃は、
歩さんがこんな風に安心して
私の前で眠ってくれるなんて
想像もつかなかったな…
これからもどんどん新しい歩さんを
発見する時が来るのかな……
信じたくない出来事も
あなたはいつもどうやって
乗り越えて
来たのかな……
これからの未来に
起こること全て
二人で乗り越えて行けたら。。