「東雲家での初めての年越し」 | あいのゆめは今日から普通の子育て日記

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2024/4/11サレ妻発覚し慰謝料請求〜締結しました!ピアノとタロット、たまにお狐様とか言うアスペドSおばちゃん。相手次第でドM(クソどうでもいい情報)
2020~KAT-TUN
2014〜恋人は公安刑事/東雲歩。
2016~2020;V6

歩さん……
ピンポーン!
あれ?いないのかな?
よし、もう一度……

ガチャ

○○「ぶっ!? 」
東雲「なにやってんの? ひとんちのドアの前で」
○○「なんでって、歩さんがなかなかドア開けてくれないから……ってどうしたんですか?」
歩さんは旅行にでも行くようなバッグを持っている。

東雲「ん? 今から実家に行くんだけど、キミこそ何?」

○○「えー実家!? な、なんでまたこんな時間に」
東雲「なんでって、年末年始だから? あれ、言ってなかった? キミもお正月くらいは実家に帰らないの?」

○○「そんな……歩さんとサプライズ年越しカウントダウンのはずが…」
慌ててスマホを見てみると、確かにそんなLIDEが届いていた。

東雲「キミ、来年の抱負は恋人のLIDEをしっかり読む、にでもしたら?」
○○「こっ恋人……!!」
東雲「キモ、にやけすぎ…で、どうするの?」
○○「どうって……」
東雲「来る? 一緒に」
○○「えっ!? 良いんですか!?行きます行きます行かせてくださいー!!!!」
東雲「ちょっと、近所迷惑」
さっさと背を向ける歩さんを慌てて追いかける。



__歩さんの実家にて。
歩さんの車で、実家まで到着した私たち。
夜遅い時間とはいえ、お屋敷には親戚一同が集まっていて……

東雲茂「やぁ、久しぶりだね」
東雲洋子「今日はゆっくりしていって」

子ども①「お兄ちゃん!!キノコのお兄ちゃん!」
子ども②「一緒に遊んでよ~」
東雲「……誰がキノコなのかな?」

まずいまずい!!
いつの間にか親戚の子たちに絡まれている歩さん。

こ、ここは私が

○○「君たち、お姉さんが遊んであげようか?ほら、キノコのお兄ちゃんはお仕事で疲れてるから」
子ども①「えーじゃあ獅子舞いやってよ!!」
子ども②「やーい獅子舞い獅子舞い!!」
東雲「ぷっ獅子舞い…」

○○「えっ獅子舞いって干支だっけ……」
東雲「来年の干支をやるなんてなかなか光栄なんじゃない?やって来たら?」
と、半ば強引に背中を押され……

ばあや「ほら、道具は揃ってるよ」
○○「な、なんでこんな完璧に…」
そうして、何故か複数人で獅子舞いを踊り、
初めての東雲家での年越しは賑やかに過ぎて……

○○「はぁ、終わった…気がついたら年越してるし、歩さんはどこに……」
親戚の人たちは広いお屋敷のそれぞれの部屋で既に休んでいるらしく、ばあやさんが手際よく片付けも終えて、、歩さんのお母さんもお父さんも、部屋で休んでいるようでリビングには私と、

○○「歩さん、こんなところで寝たら風邪引きますよ~」
いつの間にかソファーでうとうと眠ってしまっている歩さん。。
なんだかバタバタした年越しだったけれど、
いつか二人きりで静かに過ごす年越しも来るのだろうか。
起きる気配のない歩さんの隣に腰を下ろし、
年末を映すテレビも消して、、

○○「来年も宜しくお願いします」
そうそっと歩さんに呟いて、
歩さんの肩にもたれる。
サラサラした髪の毛が頬に心地よくて、
そのまま眠ってしまいそうになる。
前にも、こんなことがあったことを思い出しながら
今年も1年、歩さんと楽しく過ごせたことを感謝し、瞼を閉じた。。

東雲「……チュッ」
……

目を覚ましたら年明けの挨拶を…
お父さんとお母さんにも……