〜誕生日プレゼント〜 | kanadeのブログ 〜中学生が描く恋愛小説〜

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私は心音。

 

実は今日誕生日なんです!

 

仕事も早く終わったし、家に帰ろ〜う♪

 

家に着くと

 

「おかえり。」

と彼氏の翔太が独特のキュヒっとした笑顔で

 

迎えてくれたから疲れも吹っ飛んで、笑顔で翔太に

 

「ただいま!」と言った。

 

すると、翔太が

「リビング、行こ♪」

とウキウキしながら言ってきたから

 

『なんだろ?』

と思いながらリビングに入った。

 

すると、綺麗に飾られている部屋にテーブルには豪華な料理。

 

「これ全部翔太一人でしたの?」と言うと

 

「ん、まあ、一応?」

と答えてくれた翔太の手は絆創膏だらけだった。

 

「っちょ、翔太?!手!大丈夫なの?」

 

「え?あ〜大丈夫!こんなのへーきへーき!」

 

「ありがとね。手、怪我してまで…」

と言った私は泣いていた。

 

すると翔太は

 

「えっ!心音?俺は大丈夫だよ?心音の為ならこんなのどーって事ないよ。」

と言いながら抱きしめてくれた。

 

「ねっ!心音、食べよ!」

 

「うん!」

 

そう答えると翔太は

 

「どうぞ。お嬢さま。」と言いながら椅子を引いてくれた。

 

私は、笑いながら「ありがと。」と言って座った。

 

そして、2人で

 

『いっただきま〜す!』と言い食べ始めた。

 

「んっ!めちゃおいひい!」

 

「そう?!よかった!」

 

「さすが、頑張り屋の翔太だね。」

 

「ふふ。ありがとね。」

 

と喋りながら食べて、

 

食べ終わり食器をキッチンに持って行こうとしたら

 

「いいよ。俺が持っていく。」

と言い翔太が持っていってくれた。

 

「ありがと。」

 

食器洗いも翔太がしてくれて、2人でゆっくりしていると翔太が

 

「ねえ心音。目つぶって、手出して?」と言ってきた。

 

私は、不思議に思いながらも翔太の言う通りにした。

 

すると、左手の薬指にヒヤッと冷たい感覚がした。

 

「目、開けて?」

と翔太が言ったから開けて手を見ると指輪が付けられていた。

 

「こんな俺だけど、心音を守り続けるし、支え続けるから結婚してください!」

と翔太が言ったから

 

私は全力で

 

「はい!」と答えた。

すると、翔太が

 

「やった〜!」

 

「あっ!俺にも付けてよ、指輪。」

と言って指輪を渡してきた。

 

「いいけど、手大丈夫なの?」

 

「うん!へーきへーき!」

 

「じゃあ、付けてあげる。」

と言い付けると、翔太は嬉しそうに私を見てきた。

 

「もう、彼女じゃなくて、俺の奥さんだね。」

 

「うん!」

と言うと翔太が抱きついてきた。

 

「心音。今までありがとね。あと、これからもよろしくね。」

と言ってくれたから私は堪えていた涙が出てきた。

 

「も〜。どんだけ泣かせたら気が済むの!」

と言うと翔太は

 

「え〜。俺のせい?」と言っていた。

 

「うん。でも、ありがとね。大好き!」と言うと

 

「ん〜とね。俺は愛してるかな?」と普段絶対に言わないキザな事を言うからびっくりしていると

 

チュッ

 

「ふふ、すきあり〜。」

 

「なんか今日の翔太甘い。」

 

「まあ、誕生日だからね。」

 

「それ、関係ある?」

 

「ある。」

 

「そうなんだ〜。ただ、翔太が甘えたいだけなのかと思ってた〜。」

 

「うっ。ま、まあ、それもある。」

 

「【も】じゃなくてそれ【しか】ないでしょ?」

 

「ふふ、バレた?」

 

「バレたじゃなくて知ってた。」

 

「ダメ?」

と言い、上目遣いをしてくる。

 

私がそれに弱いの知ってるくせに。

 

「ダメ、じゃないけどさ。」

 

「いえ〜い!」

 

まあ、それで許してる私も私だけどさ?

 

すんっごい可愛いのよ。

 

純粋な、綺麗な、おっきな目で。

 

この上目遣いも私だけのもの。

 

 

最高の誕生日だよ

 

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