短大生〜社会人になったばかりの頃によく聴いていたということは、30年前の曲なんだとびっくりします。
ニルヴァーナのアルバム「ネヴァーマインド」のジャケットに写真（水のなかの赤ちゃん）が使われた男性が
性的搾取を理由にバンドやレコード会社などを提訴したというニュースを目にして
『いいジャケ写なのに残念だなあ』と思った日の午後のお話しです。
たまたま出先で目にした『WATSU（ワッツ）』という文字。
何だろうと思って検索してみると…
不感温度帯といわれる33度〜36度の温水の中で
クライアントが水面に浮いて
セラピストがそれをサポートしながら
マッサージやストレッチなどの手技を施すという
１対１の形態で施術される。
日本で経絡指圧を学んだハロルド・ダール(Harold Dull)が1980年に創始した。
一参照元 : https://ja.wikipedia.org/wiki/Watsu一
わかるようでけどわからない（笑）
動画を検索してみると…
なんだか気持ちよさそうです。
私は呼吸が浅く、「力を抜いてください」と言われてもなかなか抜けないのですが
これならいけるかもと思い、早速その日に体験してみました。
プールなんて何年振りだろう？という感じで、少し心配でしたが、杞憂に過ぎませんでした。
私が受けたところでは、耳栓、足に浮き輪、そして↓こんな透明マスクをつけてのセッション。
目を閉じ、身を委ね、呼吸にだけ意識を向けていると
赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時って、こんな感じなのかな
私は次々に言語が浮かんでくるけど、羊水に包まれた赤ちゃんの10ヶ月間ってどんな状態なんだろう
そもそも時間の概念なんかなくて、外の世界に出てきたときに『長かった』『あっという間だった』もないんだろうな
そんなことが浮かんでは消え、浮かんでは消えしているうちに
水の中にいる感覚ではなく、空間を浮遊しているような不思議な感覚に。まさにゼロ・グラビティの世界でした。
自覚はできなかったですが、セラピストさんから「最後の方は随分緩んで、赤ちゃんみたいな動きができるようになっていましたね」と言われました。
コロナの影響でセッション時間が60分→30分に短縮されていたのですが、充分リラックスできましたし、終了後は頭がすっきりして視界も広がっていました。
身体の緊張が解き放たれ、呼吸や音に集中してマインドフルな状態になっていくので
過去や未来のことを考えてネガティブになってしまいがちな人には「瞑想」としてもおすすめだと思います。
幼少期から生きづらさを抱え、成功した後も葛藤し続けたニルヴァーナのボーカル、カート・コバーンは27歳で自らの命を断ちました。
苦しみから解き放たれるための方法が死ではないように
わずかな時間でも、過去の後悔や未来への不安がなく、感情を自由に表現し、“今”を生きている「赤ちゃん」のようになれるように
私も私なりの方法で「解き放つ」サポートを続けていこうと思います。
ニルヴァーナ（Nirvana）とは、涅槃（ねはん）。「魂の解放」を表す概念です。
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