日本の方向性が見えてくる。
これまでの輸出型から内需型へシフトし、
諸外国の変動に左右されにくい強い国を目指す。
介入により円安にして輸出を促進する様な政策はとらない
という事なのだろう。
理想的だとは思う。
しかし、残念なのが理念はあるが、具体性のない事だ。
介護や環境、観光などの分野を強化し対応する旨の
発表はあるが、 その場しのぎ的で弱すぎる。
強いビジョンが見当たらない。
現実、それが見つからず足踏みしている。
円高は自動車や家電製品、あるいはその部品を生産する産業と
世界的金融の中の話だとカン違いしている人が多い。
円高になれば水産物の輸出が減少し、冷凍倉庫がいっぱいに
なってしまう。農産物についても同様である。
中国の内陸部の人たちは海産物をあまり食べる事がなかったが、
経済成長により物流インフラの整備もすすみ、
内陸部の人も口にできる様になってきた事に起因する。
また、日本の食材は品質のすぐれた安心食材としてアジアの
富裕層に人気が高い。
国民にとって以前より切実に身近な問題になっているのだ。
理念だけで為替の方向を示しても、現実性がなく不安になる。
雇用と所得は得られず、人口と税収の減少も止められない。
海外で稼いだ富を国内にどう反映させるかも重要だと思う。
政策とその実行が急がれるが、見つかるのだろうか。
