今週から、予定通りくるみのリハが始まりました
配役発表を聞いて大びっくり
美しい客人、ねずみ、雪コールド、アラビア
の毎年やってる役の他に
花ワルのソリストにも入っていました
くるみではもう一生アラビアしか
ソロを貰えないと思ってたので
名前を呼ばれた時には
「本当に私?本当にコールドじゃなくてソロ?」
となりました
花ワルのソリストのオリジナルの衣装は
金色のチュチュで
「金の花」と呼ばれています
(何年か前に衣装が作り直されて
確か今は白っぽくなってますが)
たまたま持ってた3年前の映像を見ながら
覚えてたら、監督に
「アイはそれじゃなくて
誰それの時のバージョンを覚えてきて。
音楽性が良くて
他の人より難しいこともやってるから」
と言われてまた嬉しびっくり
今までプレミア以外の既存の作品を習う時は
どの人の振りを覚えてきても
特に何も言われへんし
リハーサルもほとんどしてくれへんし
役はあげたから後は自分で勝手に準備しといてね
という感じでやってきたのですが
(アラビアソロとか悪い魔女とかがそう)
今回はなんだか手をかけてもらっている
昨日は美しく立つことを習得するために
練習用のチュチュを用意してくるようにと
お達しまでありました
「金の花はBoskaに踊らないとダメだからね」
と言われて、
Boskaの意味をポーランド人にきいたら
「神々しく?って感じ」と言っていました
グーグル翻訳でも調べたら
「ゴージャス」だそうです
昨日さっそく一回監督の前で踊って
技術的にはもっと足の運びとか
色々しないといけないことはあるけれど
のびのび踊れてめっちゃ楽しかった
コールドみたいに周りを常に見て
合わせて踊らなくてもいいし
森の女王とか悪い魔女みたいに
他のソリストとか小道具とか周りの人とか
いろいろ気にしながら
踊らなあかんソロじゃないから
自分の踊りたいように
自分が良く見えるように
自分のことだけ考えて踊れることが
どれだけ楽しいか
を思い出した
バリエーションばっかり踊ってた頃や
ゲストの先生とパドドゥをさせて貰った時は
こんなふうにただただバレエを楽しんでたなぁと
プロになる前のピュアな気持ちが
ちょっと戻ってきたと同時に
金の花だけじゃなくて他に貰ってるソロたちも
踊り以外に気にしなあかんことがあっても、
もう初めてじゃないねんから
気を配らなあかんところでは気を配って
後はもっと楽しく自由な心で
踊ったらいいんよなと思いました
前回の記事では病んでましたが
レクイエム以外のリハをやり始めた途端
このように元気を取り戻しています
レクイエムという作品が悪いわけじゃないのですが
新シーズン始まってからずっと頭の中に
レクイエムの音楽がこびりついて離れなくて
この作品の苦悩感に知らず知らずのうちに
心が支配されていたのです
恐るべき音楽の力
今では代わりに花ワルの音楽が流れるようになって
それだけで気分が変わって
気持ちが健康になりました
今日はサプライズでレクイエムがありましたが
花ワルのおかげで気持ちを切り替えられたので
爽やかに踊れました
今日は新しいレオタードを着ました
シャオシャオレオタード!!!