昨日は2週間ぶりの本番で
トラビアータをしました
この作品のテーマは"life is joke"。
うちのトラビアータは高級娼婦ではなく
私たちバレエは
ヴィオレッタの分身として舞台にいるので
いつも一番良い場所で
クライマックスの歌を聴いています
イタリア語の美しい歌で意味は分からないのに
ヴィオレッタの心情を考えたら
悲しくて悲しくて
後半の動かずに寝ているだけの演技の間
たまにばれないようにしくしく泣いています(笑)
特に昨日のヴィオレッタはまだ若いけど
声の表現がすばらしい歌手で
彼女が歌う日は毎回泣いちゃう
「痛みが消えたわ…私、生きられるのね!
何て喜び!」の所で
ベッドに寝ていた私達分身は
ゆっくり立ち上がって空に向かって両手を伸ばし、
ヴィオレッタが歌い終わったら
命の糸が切れたように
崩れ落ちて息絶え、幕切れです。
アンニーナが私のベッドについているのですが
昨日のアンニーナ役の歌手も
演技が凄くできる人で
崩れ落ちてからの彼女の演技も
数秒やけどめっちゃ悲しい
元同僚がお客さんとして見た時、彼女にとっては
演出が可哀想すぎて見てられなかったらしい
怖いような気もするけど
クラシックなトラビアータとは
時代設定が違うのも面白いし
視覚的にとても美しい舞台なので
一度でいいから前から見てみたいです!