先日新しいトウシューズを貰いましたが、古いものもまだまだ大事に履きます!
先が少し柔らかくなってきたシューズ、アロンアルファは先週使ったばかりなので、かがっているトウ先を上から更にぐるぐるっと縫いました
最初に三重ほど縫っていましたが、よれよれになっています。
余談ですが、私のトウシューズ遍歴。。
高校時代、前半はチャコットのコードアロンジェ、後半はグリシコのマヤ1を愛用。
あまり長時間履くことも、トウシューズで細かいアレグロをすることもなかったため、持ちが良くて硬い(=回転やバランスキープを保ちやすい)シューズを好んで履いていました。
アメリカのバレエ学校に留学した時に、先生がロシア製の靴を嫌ったためカペジオに乗り換えました。グリシコ、アールクラス、そして(アメリカ製ですが)ゲイナーは履くなと言われていました。
朝のクラスから一日中ポワントを履くため、硬くて重いグリシコでは確かに足に負担がかかりすぎ。。。ということで、現地のバレエショップに置いていたサフォーク、フリード、カペジオを試し、カペジオのティファニーに決めました。グリシコの安定感に慣れてしまっていたため、最初はポワントテクニックが極端にできなくなり戸惑いましたが、少しずつ足が強くなるにしたがって、だんだん快適に履けるようになりました。カペジオは軽いので、アメリカ特有のアレグロでかなり動きやすかったです。
この夏からは、ドゥミをたくさん使うジゼルのヴァリエーションを踊ったこと、私の所属するカンパニーが支給できるポワントのメーカーが限られていることから、徐々にフリードに移行しています。足馴染みの良さがピカイチで、アテールでもポワントでもとても気持ち良いです。
マークはFが一番好きで、他にもQ、A、クラウンも履きます。バレエ学校時代に試した時はまだ足が弱くて履きこなせなかったのですが、今ではフリードが一番のお気に入りです。
瀕死の白鳥を踊った時は、トウシューズがすぐにダメになってしまうのでゲイナーを履いていました。けど、どうしても特殊なハイテクシューズの履き心地に慣れることができず、結局その作品でしか使いませんでした。
トウシューズのメーカーを変えるのは本当に大変なことでしたが、自分の成長やその時の環境に合わせて工夫して履いてきたので、それぞれのメーカーに愛着があります
今は足元に関しては、足首、足裏を強くすること・コントロールしてドゥミを使うことを意識していて、フリードを履いて踊ることによってもトレーニングされていると思います。
私は良くも悪くも、何も考えなくて、どこにも力を入れなくても器用に踊れてしまうタイプです。
さらに身体が柔らかく、脚が強いため、ボディーも足首から先も弱いまま今まで踊ってきてしまいました…
それでも何でもこなせるのなら天才ということでいいのですが、やはり高度なテクニックやパートナリングに挑戦すると、ぐにゃぐにゃと崩れてしまうので、今1から身体を鍛えているところです。
毎朝スタジオにクラスの1時間前に入り、10分弱で最低限のストレッチを済ませて、クラスが始まるまでずっと筋トレをしています 鍛えているのは、骨盤周り、脇、背中、胸筋、腕。バーが始まる時、1人だけ汗だくです(笑)
そして休憩時間、リハーサル終わりにもトレーニング。特に、体幹はこれでもか!というほどにやっています
強くしなやかなダンサーになるために…!もっと頑張ります