米テキサス州フォートワースで開かれた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクール
で辻井伸行さんが優勝したニュースが6月8日にテレビで流れた時、
とうとう彼もここまで進化したのかと強い衝撃を覚えました。
彼を最初に知ったのは3年程前、あるコンサート会場で盲目のピアニストと紹介され、
何を演奏するのかなと考えていましたら
司会の方からショパンの「幻想即興曲」と言われ、嘘だと思いました。
やがて曲が流れ出し、あの軽快な指の動きが尚 更にすばらしい音色
を奏でていました。
私も多少ですがピアノに興味をもっていた時期がありました。
20歳を過ぎた頃!! その当時はピアノは辞めていましたが、
何故かショパンのあの曲が弾きたいと思うようになり、年に何度か帰省した時に
自宅でピアノを弾き練習していたのですが、譜面を見て覚えるのが面倒になり、
4歳年下の妹に弾かせ、その指の動きを見て練習しましたが、
まったく駄目でした。・・・
あの頃の思い出があった為、よけいに今回のすばらしいことが特に私の心を暖かくしてくれました。
心よりの喝采を送りたいです。