彼女を泣かせた日の帰宅中。
彼女の携帯から着信が入った。
俺「もしもし・・・」
？「もしもし、Y君？」
聞き覚えのない声やった。
俺「やけど、誰？」
？「私、Tの友達のボス（彼女がそう呼んでいる。）やけど。」
俺「はぁ・・・」
ボス「あのさ、Tの事て遊びやったん？この子泣いて私に電話してきたんや
けど・・・」
俺「遊びやない・・・」
そう、遊びやない。真剣通り越して、自分よりも好きになれた初めての女。
俺「Tは、そこにいてるん？」
ボス「おるよ・・・」
俺「出してくれる？」
ボス「・・・わかった。」
彼女「はい・・・。」
俺「泣いてるんか？」
彼女「・・・」
俺「俺も、さっき離れてからも・・ずっと後悔しててん・・・。」
彼女「・・・うん。」
俺「こんなんおかしいわな。好きやのに離れるんら・・・。」
彼女「うん。」
俺「間違えてた。俺、あいつときちんと別れるは。必要なんTやもん。」
彼女「えっ！？」
俺「やから、Tとこれからもずっと一緒におるしな。Tが嫌ややったらアカンけ
ど・・・。」
彼女「アカンことないよ。ありがとう・・・。」
泣き声やったけど、喜んでいるのは、伝わってきた。
この時、俺は、もう絶対にコイツ泣かさんとこて決意した。
電話口の向こうからは、ボスの
「なんや、もと戻ったん？心配して損した。つうか、私て何？」
て声が残響してた。（笑）
さて、帰宅。
夕飯（鍋）を作って待つ元カノ。
俺「食べながらでええから聞いてな。」
元カノ「なんよ、改まって・・・。」
俺の心臓が締め付けられる。
口から吐き出したくなる。
言わんとこうか・・・あかん、あかん！！そんなん逃げや！！
もう、彼女を泣かさんて決めたやろ。
どっちも傷つけやんなんて別れ方らあるかい！！
俺「俺、別れたいんや。」
元カノの箸が、止まる。
元カノ「えっ、なんでよ？」
俺「俺な、お前とか・・お前の親とおったら、ちゃんとした大人になれんねん
。経済的に甘えてしもてるからな・・・こんな生活してたら俺ダメにな
る。」
元カノ「意味わからん！！なんなん急に・・・結婚どうすんのよ！！」
俺「しない。」
元カノ「ありえん！！最低やアンタ！！ここまでしてもうといて・・・裏切る
ん！？」
俺「裏切る！？違う！！俺の知らんとこで勝手にマンション借りて、はい、
今日からここで暮らしてつわれてよ・・・もう契約もされてて、反対も出来
ん状態で・・・その後も事あるごとに、親と勝手に話し進めて俺の意見な
んて、何も聞かずによ・・・。」
「俺は、お前の飾り物やないねん！！」
ほんまに言いたかった事をぶちまけた。
元カノは、ただ俺の顔が良い方やから付き合って、俺を連れてるのをステータスにして、俺の気持ちなんて考えたりもしないやり方で勝手に自分の段取りをする。（結婚にあせってたんかな？と今は思える。）
少なくとも俺には、そんな人間に写っていた。
元カノ「はぁ！？意味わからんし。まぁ、ええわ。本気で言いやるんやったら
それなりの覚悟あって言いやんねろから・・・別れるんやったらちゃん
と責任取ってもらうから！！」
この後は、書きたくないくらいドロドロのぬちゃぬちゃの、愛憎劇が繰り広げられる感じや。
思い出して書いてるけど、やっぱ書くだけで疲れる（/TДT)/
とりま、最後に妻になってくれたTに感謝の言葉を送ろう。
めっちゃ癒されてますから、愛してるぞ！このメス豚が！
妻はMなので、読んだら喜んでくれるかな(≧▽≦)？
ま、この後のドロドロは書けたら書きます。マジ思い出したくないんやけど・・・
新生活編にそのまま移行したいなぁと思いつつ・・・次回へ(・ω・)/