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主にフラワーアレンジメント制作や会場装飾を30年😀
お花好きの方たちへ…
・切り花をなるべく長持ちさせたい。
・簡単で素敵な飾り方を覚えたい。
など、役に立つノウハウをプロの花屋目線でお伝えします💕
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私は花屋の店員をしているのですが、どうしても造花を好きになれません。
本物の花が綺麗すぎるからでしょうか・・・
それもそうですが、もっと違う訳があります。
実は造花というのは普通同じ商品ならば全て同じものなのです。
もっといえば、同じでないと欠陥品ということになるのです。
工場で作られる工業製品だからです。
花に似せてはいますが、彼らは針金とビニールです。
造花がいけないと言っている訳ではありません。
本物の花が素晴らしすぎるということです。
本物の花は、市場から何十本かづつ箱に入ってやってきます。
等級2L、長さ60センチなんてことが書いてある箱です。
もし造花でこんな箱に入っていたら中身の物は
一本残らず全く同じ物でしょう。
しかし、本物の花の場合は一本づつ どこか違いがあるのです。
彼らには、それぞれ個性があります。
野生の花ではない農場育ちの生産品でも造花と比べたらひとつひとつが見分けが付く位個性的です。
それぞれが「この世で唯一の存在」です。
農場育ちの企画品の場合、本来は茎がまっすぐにのびていて60センチで等級2L・・・
なんて決まっていたりします。
しかし、そんな箱の中にもできそこないの、わがまま息子が混ざっていたりします。
彼は、一人だけ茎が曲がって育ち、長さも55センチしかなかったりするのです。
しかし、私がその箱の花でアレンジメントを作る時一番頼りになるのはその、わがまま息子だったりします。
彼は、背丈は足りないのですが他の子には真似の出来ない仕事をしてくれます。
普通にアレンジメントすると他の子たちは、みんな上ばかり向いてしまい顔が、こちらを向きません。
こんな子だけでアレンジメントを作るのは、実はとても難しいのです。
ところが、わがまま息子は茎が曲がっているので、私が苦労しなくても簡単に顔をこちらへ向けてくれます。
こんな彼のお陰で、とても味わいのあるアレンジメントが完成します。
だれでも「この世で唯一の存在」です。
この世に、必要のない人など存在しません。
他人と比べて残念に思ったりしてはいけません。
他人と比べて得意になっては、もっといけません。
なぜなら、
みんな、それぞれの役割と個性がある
「この世で唯一の存在」 なのですから。
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