グルメな友人がオススメしてくれたお鮨屋さん。
渋谷の松濤エリアにあります。
お値段は…ちょっと張るけど、ランチなら!と思って
友人と行ってきました。
たまーにたまーに、ごくたまーにする贅沢ランチ。
ランチとはいえ、それなりのお値段ですが…
それで幸せになれるなら、たまにはいいですよね。
ちなみに、ランチは満足して食べてもらうよう
握りが多めのメニューにしているそうです☆
まず初めに、出てきたのは「①太刀魚」。
お汁に入っていて、柔らかい食感とお味。
もうこの一品だけで、感動してしまうくらい。
これから出てくるお寿司が楽しみで仕方なくなりました。
ワクワクして待っていると・・・
富山県・氷見の「②カツオ」が登場。
この輝き…トロかと思ってしまった。
食べるのがもったいなくて、ずっと眺めていたくなります。
それもそのはず、カツオとはいえ、
マグロの群れと泳いでいた 「迷いがつお」とのこと。
ここから次々に握りが出てきます。
熊本県・天草の「③コハダ」
「④いくら」
甘い…こんな甘いイクラ食べたことない。
醤油漬けのあとに、3日ほど干して寝かせているそう。
だから甘みが増してるんですね。
北海道の「⑤ブリ」
青森県・下北半島の「⑥もずく」
すごい!シャキシャキ!!!!
しっかりとした歯ごたえで、噛むとシャキシャキと
遠くの人の音まで聞こえてきます。
これ、毎朝食べたいくらい美味しかった!
長崎県・対馬の「⑦ 生アナゴ」
これ、穴子ですよ!生でタレのついていない穴子って初めてかも。
一晩寝かせて水抜きしたそう。
食感はエンガワみたいな感で しっかりしています。
噛めば噛むほど味が出てくる感じです。
柔らかい煮アナゴとは別の魚かのようで、感動しちゃいました。
そして、お待ちかねのマグロが登場です☆
青森県・八戸沖の「⑧マグロ」です。
あえて、小さいマグロを選んでいるそう。
理由は、脂が回るのが早いからなんですって。
もう、どの魚もそうなんだけど、
大将が握り始めると、ピカピカに輝くのが本当に凄い!
マグロはあえて、 冷蔵庫の中に出しっぱなしにして
ドライエイジングにしているとか!
こうすると、味に深みが出るそうです。
同じく、青森県・八戸沖「⑨ 中トロ」
宝石みたいに輝いてます。
そして、「⑩大トロ」。
最高すぎますね。味わっていたら、無言になってました。
脂がたっぷりなので、シャリの品種と酢は、他のネタと変えているそうです。
石川県・能登(七尾)の「⑪サバ」
極薄で甘い昆布がのってます。
キュッとしまったサバとこの昆布のバランスが素晴らしいです。
富山の「⑫白エビ」
たーっぷりキャビアが乗ってる贅沢なお寿司!
甘エビのねっとりした食感を生かすため、
昆布締めするのは少しだけ。
エビの甘さととキャビアの塩気がたまりません。
こんな大きなキャビア、初めて見ました!!
これだけあれば、一巻につきたっぷりキャビアのせてくれるわけだ。
感動。
東京都・築地の「⑬穴子」
なんと、穴子の見極めに長けているウエケンさんの穴子です。
もう・・・ふっくら柔らかい ♡♡♡
こちらのお店の1番の名物だそう。
脂たっぷりだけど、重くなくて旨味だけが口に残ります。
世界一良い穴子と言われているだけありますね。
「⑭しじみ汁」
シジミと水だけで長時間煮たお汁。
弱火で3時間置きっぱなしにしているだけとのことですが、
これが柔らかくて本当にびっくりな旨味が出ているんです。
こういうシンプルな素材の味を楽しむのが、実は一番贅沢ですよね。
「⑮巻物(赤み、中トロ、大トロ全部入り)」
震えるほど美味しかったマグロの赤身やトロが全部入っています。
今の時期は脂がたっぷりなので、こういう食べ方が一番美味しいとのこと。
たしかに、震える美味しさでした。
プリンのような「⑯玉子焼き」
玉子とアガペシロップ、水 、醤油、そしてエビの入った卵焼きです。
すごく滑らかでプリンみたいなので、蒸したのかと思ったけど、焼いているそう。
どうしたらこんなきめ細やかな卵焼きになるんだ!!!
1時間から2時間くらいかけて焼くそうですよ。
とても家ではできませんね。
これが好きでレシピを聞くお客さんもいるそうですが、
2時間かけて卵焼きを作るのは相当なことなので、
作れたことがある人はいないようです。そりゃそうだ。
今回はランチで伺いましたが、夜はワインなどとのペアリングもしているそう。
イギリスの岩塩を使ったり、フランスの塩を使ったりと
和と洋を組み合わせたお寿司の提供もしているとか。
店主の阿重田さんは、フレンチから鮨の世界に入ったそうで、
「鮨さいとう」など数々の星付き店で経験を積んだ実力派です。
あ、だからネタが握ると光ってたのか!!
さいとうさんも、握るとネタが宝石のように光るんですよ。
あとから調べて、妙に納得しちゃいました。
また、たまにのランチに、お伺いしたいです。