今回は、KGW Bolt On 22 3S11 MF(ソニックブルー)の紹介です。
(ピンク、ブラックに続き3本目)
ピックアップ以外のスペックは2H6と全く同じギターなので出音の違いを確認するためにお店に行きました。
まずフロントやミックスポジションでのパラレル接続でクリーンの音を出してみましたが、3S7の音とはかなり違いよりワイドレンジでハイも良く出ます。
いわゆるシングルコイルの音を少し太くし、より煌びやかにしたイメージです。
シリーズ接続で歪ませてみると、3S7のように深く歪まずオーバードライブサウンドが得られます。
これは、クリーンでのカッティングやアルペジオ中心のPOPS系の曲に使えると感じたので、またまた即購入して帰宅しました。
このギターはトレモロスプリングをRaw Vintageにリプレイスしただけで他はオリジナルのままです。
(アメリカンな音)
ピックアップはKGW mini Ver.2が搭載されているのですが、ピックアップの調整なのか、コンデンサーの代わりに実装されている「Kz NUE」というインナーデバイスの影響なのか、3S7とは全く違った出音がします。
シングルコイル単体の音は聞き慣れたSTタイプに近くアメリカンな音がしますが、扱いやすくノイズもほとんど乗りません。
お店で弾いた時に感じたように、シリーズ接続での歪み方がハムバッカーとシングルコイルの中間くらいで、ライトなバッキングやソロにあっていると思います。
フロントやミックスポジション(パラレル接続)のクリーンにモジュレーション系のエフェクターをかけると、本当にうっとりとするような煌びやか音がします。
また、トーンポットを引くとセンターピックアップの位相が変わり、ミックスポジションでフェイズアウトサウンドが出せるようになっています。
なので、3シングルで11通りの音が出せる3S11というモデル名になっています。
(これで完結?)
これまでの3本で、LOTOSで必要な音はすべてカバーできるようになったと思います。
また、私の好きなギタリストの音もかなり近いレベルで出せるようになりました。
・2H6
初期のTOTOのスティーブルカサー
サンタナ
ゲイリームーア
松原正樹
・3S7
ブライアンメイ
・3S11
エリッククラプトン
(まだ完結しなかった)
自分好みの演奏しやすいギターで持ち替えると出音が全く違うという、考えてもいなかったことが実現できたのです。
これで十分と考えていたのですが、リハやライブで色々と演奏する中気づいたのが、3本ともトレモロアームが付いておりストップテイルピースのギターが必要だということです。
ギタリストの方だとわかっていただけると思いますが、フローティング状態のアーム付きギターでは演奏しづらい曲やフレーズがあるのです。
せっかくトレモロが付いていてチューニングが狂わないギターをベタ付けにするのはもったいないので、またまたネットや動画でKz Guitar Worksのストップテイルピースギターを調べ始めました。
都内や神奈川県で在庫のあるところを見つけ、週末に試奏しに行くという状況が続きました。
セミホローボディやマホガニーボディにメイプルトップのものやソリッドマホガニーのものなど何本か弾いてみましたが、私の好きな音(必要な音)はソリッドマホガニーのものだとわかりました。
Kz One Sorid 3S11 T.O.M後にKz One Juniorという名称になったモデルです。
このモデルは国内工場で製造されアッセンブリーの装着や最後の仕上げを工房で行う量産モデルとのことで値段も手ごろです。
さらに調べてみると、2017年に製造された最初の18本はすべて工房で制作されたものだということがわかりました。
毎日ネットでウォッチする中、ある日シリアルNo.18以内のギターが掲載されたのです・・・続きは次回をお楽しみに!