今回は、KGW Bolt On 22 3S7 RF(黒)の紹介です。

 

(さらなる出会い)

3シングルのハーフポジションでのシリーズ接続の音が気になり、2H6を購入したお店に行き在庫があった1stロットのローズ指板のものを試奏しました。

そこで待っていたものは「衝撃」でした。

大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に沢山のギターを所有していろいろな音が出るギターを演奏してきましたが、この音は初めて体験するもので、しかもすごく好みの音だったのです。

なので、即購入となりました。

2H6との違いは、ピックアップ(KGW miniというシングルコイル)と指板、同じGOTOHですがブリッジがプレスサドルのタイプ(2H6はブロックサドル)、GOTOHのノンロッキングペグのみです。

購入後トレモロスプリングをRaw Vintage5本掛けにし、ペグをマグナムロックトラッドに付け替えました。

(ロックペグ)

ロックペグにこだわるのは、チューニングディフェンスはもちろんですが、弦交換のスピードアップとテンションをいつも均一にしておきたいからです。

ノンロッキングだと弦のポストへの巻き数でテンションが変わるのが気になってしまうのです。

実際にこのギターはロックペグではない状態でも、全くチューニングが狂いませんでしたがリプレイスしました。

 

(ロックギター)

生音は2H6がバランスよく全体が鳴るのに対し、こちらはボディの真ん中から広がるような鳴りをします。

歪ませても同様で、ボディの中心から音の塊が出るようなイメージです。

リアとセンターのシリーズ接続はハムバッカーとはまた違い、少しジャリっとしたシングルの音が残ります。

通常のハムバッカーより少し腰が高いこの音がロック調の曲にピッタリで、まさにブリティッシュロックの音がします。

シングル単体の音も通常のシングルコイルやP90の音とは違い、少し太くジューシーでノイズレスなので、シングルコイルでの音作りに慣れていな私にも十分取り回しできます。

ほとんどスペックは一緒なのに2H6とは全く違った出音で、このピックアップの凄さを感じさせてくれます。

 

一言でいうと「ロックギター」です。

深く歪ませたバッキングはうるさくなくベースの上の部分をうまくカバーしてくれ、ソロでレベルをブーストすると痛くなくヌケるなんともいえない良い音がします。

リアとセンターのシリーズ接続で歪んだバッキングから1アクションでフロントのカッティングやアルペジオに移れる操作性にも満足しています。

この前出演した、CLUB CITTA'で行われた邦楽トリビュートバンドフェスティバルでは、ロック調の曲が2曲あったのと衣装が黒統一だったのでこのギターをチョイスしました。

(これで終わりではなかった)

2H6、3S7を購入し、あと足りない音は何かなと考えると「煌びやかなシングルコイルの音」でした。

コイルタップの音は純粋なシングルコイルの音ではないですし、KGW miniはシングルですが少しハムバッカーライクな中域に寄った音です。

2H6、3S7の2本で、好みの操作性や取り回しは全く一緒で出音が全く違うという体験をしたので、Kz Guitar Worksでもっと煌びやかな音が出るギターはないか探していて見つけたのが、KGW Bolt On 22 のセカンドロットの3シングルモデルです。

東京に在庫があるお店がなく毎日ネットで確認していたところ、何か月か経った頃2本を購入したお店に入荷したことがわかり週末またまた同じお店に行くことに・・・続きは次回ということで。