今回からKz Guitar Worksのギターを1本ずつ紹介させていただきます。

これだけKzにはまった理由をご理解いただくには、購入した順に紹介したほうがわかりやすいと思いましたので、まずは、KGW Bolt On 22 2H6 MF(シェルピンク)から紹介します。

私は若い時からハムバッキングのギターをメインに使ってきたという前提で読んでいただければと思います。

 

(これまで)

LOTOSで使う音は、シングルコイルのクリーンでのカッティングとアルペジオ、ハムで歪ませたバッキング、リアまたはフロントハムでのリードがメインとなります。

なので、ハムバッカーが2つ搭載されているモデルでコイルタップができるものやSSH、HSHでなど色々と試してきましたが、前回のブログで書いたようなNG箇所があるものばかりでした。

 

(Kz Guitar Worksとの出会い)

そんな時出会ったのがこのギターです。

ネットで見つけお店で試奏し、その弾きやすさと出音の良さ(好みの音)にびっくりして即購入しました。

25インチスケールのメイプルボルトオンネック、メイプル指板にアルダーボディ、シンクロナイズドトレモロ、GOTOHのマグナムロックトラッド、Kz Classic Humbucker×2でコイルタップ可能という仕様です。

ほとんど同じ仕様でローズ指板のものもあったのですが、こちらの音のほうがふくよかで好みだったのでこちらを選びました。

後でわかったのですが、ローズ指板のものが1stロット、メイプル指板が2ndロットとだということでした。

生でも良く鳴りますし、出音もうるさすぎず(歌ものバックでは重要だと思っています)芳醇な音で、出したかった音が出せます。

ネックグリップもすごく好みですし、指板まわりの処理も丁寧でフレットの高さも丁度良く運指に何のストレスもありません。

トレモロはRaw Vintageのスプリング5本掛けにし、フローティングで設定していますが、かなり激しいアーミングをしても全くと言っていいほどチューニングが狂いません。

また、かなり深く歪ませてもほとんどノイズレス。

コンパクトなボディはバランスや取り回しも良く、このサイズのボディにありがちな音の軽さ(中低域が弱い)もありません。

最初は苦労しましたが、コツをつかむとかなりのローセッティングが可能で、理想のセッティングに調整できました。

 

(カスタマイズ)

ただ1点、コイルタップはミニスイッチでフロント、リアが同時に切り替わる仕様で、これではリアハムで歪んだバッキングをした直後にフロントのタップでカッティングをする時など、2アクションが必要になり音が途切れる部分ができてしまいます。

なので、ミニスイッチを増設し個別にコイルタップができるようカスタマイズしました。

これで1アクションでの切り替えが可能になりました。

ミニスイッチを並べて配置しているので、2つのスイッチを同時に切り替えるアクションも可能です。

 

(理想のギター)

その時の私がオーダーギターを作ってもらうなら、このギターのようになると思うほど理想に近いギターです。

実際に一番応用力があると思うのはこのギターで、初めてのセッションやレコーディングに1本だけ持って行くとしたらトレモロアームが付いているということもあり、このギターになると思います。

ちなみに、2H6というモデル名は2つのハムバッカーで6種類の音色が出せるということみたいで、私はミニスイッチを増設したので出せる音色が2つ増えたので2H8ということになります。

 

(さらなる出会い)

振り返ってみると、この時点ではこれまで使ってきたギターの延長線上でベストのギターに出会えたという状況でした。

あまりに気に入ったので、Kz Guitar Worksについてネットや動画で色々調べ始めました。

お店に行った時同じシェイプで3シングルのモデルもあったのですが、ハムバッカーでの音作りが基本の私は見向きもしていませんでした。

でもその3シングルのモデルは「シリパラスイッチ」でハーフポジションのシリーズ接続が可能だということがわかり、にわかに気になり始めました。

そして、また同じお店に行くことに・・・続きは次回で!