成長期の小学生アスリートに限らずスポーツを行う者にとって休養は大事。
競技していると、どのような事が起こっているのか、
そして休養が必要な理由とは?? 簡単思い浮かぶ事を書いてみた。
※適切な栄養摂取が前提である。
①競技の基礎や技術面の練習
・筋肉の発達と疲労、分解と合成
・腱、関節などの機能向上と疲労
・神経系回路の発達と疲労
・心肺機能や毛細血管の発達と疲労
・乳酸閾値、ATP再合成などの機能向上
・メンタルの向上と疲労
ちょっと考えただけでもこれだけの現象が通常生活時よりも激しく起こっている。
またすべての項目において「疲労」「発達」「向上」のスピードがバラバラである。
さらに完全休養での回復時間もバラバラである。
その為、効率良く練習と休養を行う練習メニューと中長期スケジュールをたてることが必要である。
目的や部位ごとに部分休養を取り入れると怪我も減らす事が出来る。
例として一週間の練習メニューを考えみると
日/チームでの総合練習
月/完全休養
火/自主トレ・基礎練習
水/自主トレ・ビデオ観賞にてイメージトレーニングとフォームチェック
木/自主トレ・補強、筋トレ
金/休養
土/チームでのドリル、技術練習
長距離系
日/チームでの総合練習
月/完全休養
火/自主トレ・ビルドアップ
水/自主トレ・ビデオ観賞にてイメージトレーニングとフォームチェックと軽めのjog
木/自主トレ・中間スピードアップ練習
金/完全休養
土/チームでの最大スピードアップ練習、補強、筋トレ
絶対にやってはいけない悪い例
日/チームでの総合練習
月/自主トレ・根性の走り込み
火/自主トレ・根性の走り込み
水/自主トレ・根性の走り込み
木/自主トレ・根性の走り込み
金/自主トレ・根性の走り込み
土/チームでの総合練習
あと、痛みによりフォームが崩れる場合は、練習は補強、筋トレ、見学イメトレに変更する。
無計画、非科学的、根性走りの練習を毎日しても、得るものは無く、競技寿命を削ってまでやるようなことではない。
子供がそのような練習を行っている場合、保護者は止めるべき存在であり、
間違っても子供にそのような練習を強制してはならないのだ。