無いのなら、作ってしまえ、ホトトギス。秀星です。

アジング用ベイトロッドがついに完成したので、ご紹介です!



 銘:FBM-64ULTi
スペック:
長さ 6.4ft
自重 67g
キャスティングウエイト 0.4g~5g
ガイド数9 オールトルザイトリング スパイラル設定
ブランクス:マグナムクラフトAJX5917 
ティップ:吉見製作所のチタン7-15 ねぎねこオリジナルテーパー

制作過程はこちら:
http://negi-neco.com/craft/20190104


まずは、オーダー以上、想像以上のロッドを仕上げてくれたねぎさん本当にありがとうございます!!

お正月返上で作り上げてくれました!!!

持った第一印象は、うぉお!軽い!!


そりゃそうですね、俺が持ってる最軽量のロッドINXのサビアでも100g超えてますからね(笑)
前使ってた月下美人B69UL-Sでも86gあります(笑)

平行に持つとチタンティップの重さがあるので若干先重りがあるかな?と感じるんですが、45度に上げるとスッとこの重さが消えるんですよ!素晴らしいバランス!






リールシート回り:




 スピニングのアジングロッドでは良く見かけるスケルトンのシートをベイトにも採用してブランクスを直接触れる仕様になってます。



金属パーツを付ける案もあったんですが、感度重視で直です!
リールの後ろ側グリップもEVAやコルクを排して徹底した感度重視!

滑るんじゃない?と思ったあなた!正解です!素手なら大丈夫ですが、グローブで持つと滑ります(笑)




 なのでここは後からグリップテープを巻いて滑り止めです。短いテープで巻けるのでコスパも良いし、デザインを変えるのも簡単なんでこれは良い!(笑)




手のひら、指すべてでアジのバイトを取っていく超ピーキー設定。
このカーボンパイプの細さの利点としては、感度の他に2フィンガーでパーミングする時に薬指と小指で握りこめるんですね!これが意外に持ちやすい。



 薬指と小指で握りこんで、人差し指中指は支えるだけというような握り方が可能になってます。


どこかのブログにチタンロッドは軽い力で支えないと感度を最大限に活かせないというのを見たので、ベイトでそれを実現しております。

フロントグリップ回りは、INXのサビアをパクりました!!(笑)


ちょっと高く付きましたが、スクリューも金属製です!こういうのは拘りがでますねぇ…ちょっと高く付きましたが…



このスクリュー部分も切って長さを調整するか、リールの下に少し残すか、ツライチにするかでちょっと考えましたが、結局リールの下に少し残してます。

 







結果的に大正解です。

パーミングするときに少し引っかけて滑り止めにする事もできるし触らずにほっとけば、気になりません。

エンドグリップは無理言ってカーボンを加工して作ってもらいました!



 元々ストレートグリップの構想もあったのですが、トラウトロッドっぽい見た目になりそうだったので、セパレートにしてもらいました!2ハンドで投げる事は無いので、飾りですが、大切!!(笑)

アジングロッドってセパレートってイメージないっすか??
本当か嘘か、感度が上がるといわれている貫通型エンドです。



ブランクス:
前回ねぎさんに振らせて貰ったブランクスの中からマグナムクラフトのAJX5917をチョイス。

軽量ルアーをしっかり曲げてキャストする為に固めの5919よりこちらが良いだろうという選択です。

これも結果的に大正解です。

ティップ部分のチタンは始め15㎝位かな?って話だったのですが、ねぎさんから思った以上にチタンのテーパー加工が上手くいったので、長くした!と連絡が来まして、結果的に215mmのチタンティップになってます。




この長くなったチタンが投げる時に良い仕事をしてくれて、0.4g以下の超軽量リグを投げる時もブランクスをしっかり曲げてくれるので、少ない力で楽にキャストできる!チタンはカーボンに比べて重いですからね!
逆に力んでスイングスピードを上げるとティップが暴れてバックラッシュの原因になるが、実用範囲で問題は無い!
というか、長いチタンティップはベイトならではじゃないかな?と思う。スピニングだと結構スイングスピードが速いからこれだけ長いチタンだとキャスト後の収束が気になると思う。

何より、まぁ綺麗に曲がるのよ、これが(笑)



ベイトリールでアジングをやるうえで最大の欠点は、ドラグが弱いという事。
エステルラインを使うわけじゃないけども、口切れや合わせ切れはどうしても避けられない。
バックラッシュや、軽量ルアーへの親和性はどーにでもカバーできるのだけどドラグ性能だけはどうしようもない。

ドラグがダメなら、竿に吸収させれば良いじゃない!!

延べ竿理論!

INXのレオンさんやFishmanのinte制作者も言ってた!延べ竿のように曲がる竿!

多分これが結論。

何より楽しいしね(笑)
結果6.4ftという自作アジングロッドとしては長めのレングスになりましたとさ!

まぁ綺麗に曲がるのよ。これが(大切なことなので2回言います)


バット部分もかなり余裕があるので不意な大物、まだかけてないけどシーバスやチヌなら余裕で取れそうなパワーがありそうな感じ!


ガイド:
実はこの竿の最大の特徴といえるガイド設定。
チタンでベイトロッドをという話になった時にねぎさんから提案されたスパイラルガイド設定。



 鯛ラバロッドはスパイラル設定のロッドを持っているので、曲がりの気持ちよさは良く知ってたけれども、キャスティングで使うのは初めて、昔バスロッドとかでは採用されていたのを見たけど、最近は余り見ないしどうなんだろう?とは思ってましたが、これまた大正解。



軽量ルアーの操作性も高いし、大正解ですわ!


キャスト時に抜けが悪いとか、悪さするという感じは全くなく、唯々良い!

まぁ綺麗にまがらっしゃるわ!!(4回目)

これは鯵掛けてる時!

 量産品でスパイラルガイドが少ないのは単純にコスト面だったり、ユーザー側の認知度が足りなくて、売れないからかな?と思った!!いろんなブログですげぇ良いよってのは読んでたけど、俺も使うまでは抜けが悪いんじゃないかな?とはちょっと思ったしね(笑)


後、スパイラルロッドは右ハンドルと左ハンドルで曲げ方が違うので、そこも関係しているのかな?

俺はライトゲームは左ハンドルなので、左ハンドル用のスパイラル設定です!

 




使用感:
キャスティングの話をすると若干ピーキー。
上記したけれども、スイングスピードを上げると狙いが逸れるし、バックラッシュし易くなる。

リリースポイントも結構狭い。
これは多分、チタンティップの特性かな?と感じてる。

ただし、慣れてリリースポイントがバシッと決まると軽量ルアーがスッパーンと狙い通りに飛んでいく!しかも超軽い力で!
超軽い力で飛ばせる秘密は、長めにとったチタンティップだと思う。
そりゃ自分で曲げなくても竿が勝手に曲がれば楽さね(笑)
ある意味オートマチック?(笑)


一晩中キャストを繰り返すアジングにとって軽く扱えるってのは最高!!
まぁそもそも俺しか使わないわけで(笑)
メーカーの人は色んな技術力の人を想定しないといけないから大変だなと思いました(小並感)


ルアー操作感は最高!! 1gどころか.5gのジグ単でも、竿に操作感が伝わってくる。
今まで使ってたロッドだとリグに対してロッドが強すぎるから殆ど感で操作してたもんなぁ~(笑)

お陰様で想像力豊かになりました!

逆に感度が良すぎて、ちょっと動かしたルアーの重さでアタリか!って思っちゃう位ルアーの重みが手元にくる!

こいつぁすげぇや!

それに伴っての魚のアタリ、ビンビンくるね!今まで魚が咥えてひったくって行く時のゴツッ!ってアタリは分かったけど咥えただけみたいなモゾ…って弱いアタリをどれだけ逃がしてきた事か…
魚が咥えた瞬間合せられるぜ!!ひゃっはー!楽しすぎるわ!アジング!!

ルアーの重みを感じられるので、所謂抜けるアタリってのもこれからはガンガン掛けていけると思う!

潮の流れとか、ますますアジング行きたくなっちゃうね!


まとめ:

昨日一晩での使用感でまとめて見たけど、キャスティング一つとっても、良くしなるので1gルアーをフリップキャストできるんじゃね?とかまだまだ、奥が深く楽しめる!新しい事が出来そう!まぁ楽しい!

最後のテンションで分かって貰えると思うけれども、ルアー操作が楽しい!
バイブレーションプラグとかで手元にブルブルって来るルアーって楽しいじゃん?ルアーがどう動いてるかっていう事が手元で分かるとルアー釣りはすごく楽しい!!
その感覚が1gのジグ単で味わえるとか最高です!!

アジングの醍醐味の大部分に繊細なアタリをとっていくって言うのがあると思う。

今まではベイトタックルでアジングをするって満足感で相殺してたけど、これからは一歩進んで繊細な鯵のアタリをガンガンとっていける!まぁ楽しい!!

鯵をかけてからのファイトが楽しい!!
チタン、ブランクス、スパイラルガイド設定によってまぁ綺麗に曲がる竿!
ガンガン潜って行く鯵を竿の曲がりでしっかり往なす!

超楽しい!!


FBMはファンキーベイト丸の略です!!(笑)

あぁアジングいきてぇ!!!

 

その後マイナーチェンジを繰り返した軌跡も是非ご覧ください!