しょの野望

しょの野望

ブログの説明を入力します。

最近、直美医師が流行っているそうです。初期研修を終えてすぐに自由診療の美容外科にいくと年収2千万というプレミアムパス。その数がほぼ200人(医学部2クラス分)に到達しているという。医師国家試験合格者数が9400人とすると、2%に到達しており、結構な割合を占めている。直美に行くような人に自分の生命や健康がかかった状況で診療してもらいたいかよくわからないので、このような道が存在するのは、医療を受給するものにとってメリットかもしれないが、それによって本来養成できるはずだった保険医療を担う医師が不足してしまう可能性があるのは問題のように感じる。

 

提言1

美容医療の存在は悪ではなく、人々の幸福追求のためにぜひ継続して発展してほしい。ただ、それを医学部を卒業した医師が担うべきものかどうか議論の余地がある。おそらく、6年間の医学教育の内、大部分は美容医療とはあまり関係がない。医師免許とは別に、美容医療免許を新設したらよいと思う。参入障壁が下がり、保険医療を担う医師の流出が下がる。また美容医療に特化した教育課程は、美容医療の発展にも役立つかもしれないし、免許取得にかかる期間が短縮できる可能性がある。そのうえで、医師の美容医療への参入も妨げられるべきでないと考える。

 

提言2

美容医療を担う人材と、保険医療での待遇差が人材流出の原因ともなっている。美容医療税を課し、保険医療の待遇改善に使ったらいいのではないか。