巻き込まれることはないというけれど | 踊るマハラニ

踊るマハラニ

マハラニってガラじゃありませんが。

共謀罪で政府は一般の人が捜査対象になることはないと主張しているけれど

とうてい信じられない。

NHKが今年のはじめ頃にあげていた例では、

“犯罪集団”が“準備行為”として飛行機のチケットを買ったら、

それが罪となるという話だった。

 

でも、これってさ、たとえば大学でイスラム教の学生と仲良くなったとする(←ありうる)

実は彼もしくは彼女はイスラム過激派の一員だったが、うまくそれを隠していた(←ありうる

テロの実行犯がそういう人物には見えなかったとときどきまわりの人が言っている)

日本の飛行機のチケットの取り方がよくわかならないから、

とってほしいと頼まれる(←あるかもしれない)

はい、逮捕。

 

ってなりうるよね? だって過激派の一員(知らなくても)と仲良くなって

テロの準備としての(知らなくても)飛行機のチケットとったのなら。

 

イスラム過激派と知らなかったってどうやって証明すればいいのさ。

テロの準備って知らなかったって証明しようがないじゃん…

もし、問題の学生が「私、ISの一員なんだよー」と言っても、

「あははー冗談でしょ」で流していて、それが証拠になっちゃったらどうするの?

 

欧米だったらね、人権意識が発達しているからこれほど危惧することはないと思うんだ。

でも日本はそうじゃない。

それにオウムの捜査を思い出しても

(カッターナイフ所持とか自分からぶつかって公務執行妨害とか)

厚生労働省の村木氏の捜査でも

日本の警察は信用しようがない。

 

政府も、君が代日の丸問題で導入時は強制しないといいつつ

現状では強制している。

私は君が代も日の丸も別に抵抗ないけれど、

アジアで日本に侵略された国の人々が抵抗をもつことも

忘れてはならないことだと思う。

 

そして小田嶋さんのブログをご紹介。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/011200077/

 

何がいやかと言って、はみ出すものを排除する、

違う意見のものを議論ではなく、力でたたきつぶす、

そのやり方がいちばん大きいのだと思う。

脈絡なくなった…