いよいよ明日放送のエアレース世界選手権2017 !!
結果を知ってる方も多いとはお思いますが、放送が終わるまでいつもの通り結果には触れません。
放送を楽しみにして下さってる方がいるのでご了承下さいね。
さて、本日はいつもと違った趣旨でBlogを書いてみたいと思います。
放送に前にレーストラックの解説をしてみたら、放送前に少し楽しさをわかって頂けるのかも?なんて思ってしまったのでチャレンジしてみますね。
今回のブダペスト大会は名物の橋くぐりから始まります。
Startゲートに向かってスモークを出しながら進入します。
このスタートゲートが、実はいつもと違って動きます。
ドナウ川は航路として使われているので、すぐに移動できるように動かしやすくなっているのです。
アナリストが計算した位置と少しずれる可能性があるので、進入から細心の注意が必要です。
そして、ゲート2のシングルパイロン・ゲート3と抜けていきます。今回のレーストラックは非常にタイトなので、ここでリズムを崩してしまうと、体制を立て直すのは困難になる可能性があります。
シケインが無いレーストラックですが、2本のシングルパイロンを抜けて、セットアップのゲート6に入ります。
ここで、しっかりとターニングマニューバに向かう体制が作れるかが1つのキーポイントになるでしょう。
大きなターンの前に、的確な機首の向き・リズムが作られていることが、正確なターンに繋がりますよね。
ゲート7のターニングマニューバは、フラットなのかバーティカルなのか!
それともその間を狙ってくるのか各選手、それぞれのベストラインを狙ってきます。その辺りの戦略を見るのも1つの楽しみだと思います。
ゲート8に戻り、今来たラインを逆に向かっていきます。
風がある場合は、逆の風になるので非常に難しくなります。
また、河に吹き込む風は、巻いている風になることがあるので、同じ高さを維持するのも難しいレーストラックになる可能性を秘めています。
写真はポール・ボノム選手の解説用のフライトです。
国会議事堂前通過して、ゲート12のシングルパイロンを抜けてターニングマニューバに!!
スピードが乗ってきているので、オーバーGのプレッシャーがおそってきます。そのため、ターンの始まりのタイミングがとても大切になります。パイロンを通過してから、どのタイミング上昇しているのか見て頂くとターンのタイミングが良いのか悪いのか見えてくると思います。
と、同じトラックを2周してレースを行うのが、今回のレーストラックです。
さて!!本日はここまで
駆け足でお送りしましたがいかがでしたか?
ターンに入る前のゲート少し気をつけてみてもらうと、エアレースの楽しさが一層楽しくなると思います。
そして、縦のターンが得意な選手と言えば!!この選手!!
そう我らがYoshihide Muroya(室屋義秀)選手!!
3連勝がかかる!!このブダペスト大会!!
どんなレースになるのか!!楽しんで下さいね!!
明日の放送は!!
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