おはようございます。

能勢です。

皆様BS1の放送いかがでしたか??

室屋選手は大変残念でしたが・・・レースは色々なことが起きて、非常に面白いレースだったと思います。トレーニング、予選、Round of 14完璧なフライトのマット・ホール選手が・・・まさかの敗退!!オーバーG連発のナイジェル・ラム選手・・・そして、勝者はRovinjからの2連勝でハンネス・アルヒ選手!!マルティン・ションカ選手は二戦連続の表彰台!!なかなか勝てないのも、Air Raceの特徴ですね!!

室屋選手のシステムダウンは、通常フライトには影響が無く安全なフライトが出来る状態なのですが・・・レース用のシステムがダウンしたことにより、全てを室屋選手の感覚のみでレースに挑むことになってしまいました。今季より、色々と取り組んでいる部分でもあります。なにが影響したのか、チーム全体の課題になったようです。

さて、レースに使用されている機体ですが、いったい・・・なにが違うのか?

コックピット側の写真は多いですが、実は・・・裏側にも大きな違いがあります。

今日は折角なので、その裏側をご紹介したいと思います。



写真はファン・ベラルデ選手の機体です。

マフラーの出方、タイヤの出方が非常に大きく出ているのが空気抵抗を大きくしているのが解ると思います。フロントカウルの大きさも一回り大きいですね。

この後の他の選手と見比べていただければと思います。

今回導入の最新機


ピーター・ベゼネイ選手の機体です。

フロントカウルが一回り絞れて、マフラー周りの空力も考慮されていますね。
スモークで隠れてしまってますが、ハンガリーカラーのストライプが機体に入ってます。
赤・白・緑のハンガリーカラーは、チームウエァにも入ってます。

そして、同じRed Bull カラーの機体


カービー・チャンブリス選手の機体です。
今季勝ちに行くと言う言葉の多いカービー・チャンブリス選手。

機体はキャノピーの交換など行っています、またエルロンに付いてるスペードが鋭角なのも特徴ですね。このスペードが車で言うハンドリング性能に関係してきます。

そして、赤いスパッツ(タイヤを覆っているカバー)が可愛い機体。



室屋選手の機体です。

特徴的な部分が多い機体で、各チームからも注目されています。
フロントカウルが極限まで小さいのが解ります。
そして、今回から機体の左側に、暖まった空気を抜く、ベント(排気口)がつきましたね。
また、スペードが非常に変わった形をしています。スペードという形には見えないですよね。
室屋選手は、現在機体のスペックを最大限に引き出すために、様々な工夫をしています。
今回の写真が、次戦では違った形になる可能性もありますね。

そして、いつも結果を残す機体。




ポール・ボノム選手の機体です。
この機体の空力は、フロントカウルに多く出ています。
まず、フロントカウルの大きさですが、非常に小さいです。
そして、エアーインテーク(空気の取り入れ口)が非常に多いです。
下側のスリットが、オイルクーラーに直接行ってると思うのですが・・・いつ質問しても教えてくれません。僕に話すと、室屋選手に伝わると思われてるのかもですね。

そして、マフラー周りの空力、この形は旅客機にも使用されていますよね。
気流の乱れが少なく、排気側の気流を生みやすくしているのではと思います。これも教えてはくれないですね・・・良い質問だねって言われるんですけどね。
また、スペードの先端が丸くなっているのも特徴の一つですね。

冷却の空気は沢山取り入れると・・・逆に空気抵抗が多くなり遅くなってしまう事にもあります。

と、裏側だけでも、色々面白いAir Raceの機体。

各チームが、最高の答えを求めて仕上げています。

これからのヨーロッパラウンドは、ヨーロッパ選手に優位になります。

各チーム色々なパーツを持ち込んでくる可能性があります。そんな部分もCheckしてみてくださいね。

さて、本日はここまでで!!

いつも多くの方にお読みいただき、またシェア・拡散していただきありがとうございます。

そして、最後まで読んでいただきありがとうございます。