2012/07/11 | しいのふみゆき日記

2012/07/11

こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
遅くなりましたが解散ライブには多くの人に来ていただきほんとうにありがとうございました。
解散についてちょこちょこ書いていたのができたので読んでみてください。


去年2011年はバンド結成10年目、自分も30歳になるということで節目でした。
振りかえれば、バンドを始めてからバンドだけやってきて、ふと気づいたら10年たっていたという感じでした。

ポートオブコールのツアーが終わった頃、2011年の頭にバンドをどうしていきたいか、その為に一人一人何をしたらいいのか、曲づくりに関しても、もっともっと詰めていって、ライブも一つ一つ改めてよく考えていこうと話し合いました。
自分達の事をもう一度良く見直して、なんとなくでやっていた事を改める必要があると思いました。
ひたすら良い曲をどんどんつくりたかったし、ライブもどんどん良くしていきたいと思ってやった結果、今まででやりたかったけどなかなかできなかった曲ができたり、ライブをしていても良いと思える部分が無いことはなかった。
でも、そうしていくうちに、長くやってきてのメンバーそれぞれのスタンスや意識、価値観は、少しづつ違っていると感じた。
自分としてはそのままのスタンスで、ずっとエアポートを続けていく事は難しかった。
エアポートを続けていくなら、もっと良くなっている実感が無いと駄目だった。

話しをしたり、そんな事を考えるうちに、色々な試行錯誤の末エアポートが良くなる為に自分ができる事はやってみて、もうやりきったのだと思いました。


解散が決まってからライブの練習でスタジオに入った時のバンドのモチベーションは散々だったし、3人の意識はもちろん前みたいなものではなかった。
正直ライブに臨む姿勢はできていないと思いました。
だから色々なライブハウスやバンドの仲間から誘ってもらったけど、決まっていたライブいがいをやろうと思う気持ちにもっていくのはほんとうに厳しかった。
沢山の人の協力があってバンドをやってきて、自分一人の事ではないし、多くの人の気持ちに応えるべきだとも思ったけど、その時に自分が考えたのは、そんな状況の中で決まっているライブをなんとか成功させて、来れない人の為に曲を届けようという事でした。


バンドをやってきて今までで一番好きな曲が今回のダウンロードできる曲で、エアポートって自分の中でこういうバンドだったっていう曲です。
曲をつくる時はいつも、今までで一番の曲をつくろうとやってきましたが、10年たった事を振り返って、メロディもアレンジも何回もつくり直して、自分達がやってきた事はいったいなんだったのかを考えて、歌詞も何回も書き直しました。
ミックスとマスタリングを改めてしてもらって、よりやりたかった事がわかるようになったと思います。
当初は実際にレコーディングをして、いいと思える音源が出来るのか、スケジュールやレコーディング環境はどうするかという不安や問題もあって、できるかどうなのかと思っていましたが、絶対に録音しろってメールをくれた大好きなバンドの仲間や、協力してくれたnotyet まさしやエンジニアかまちゃん、スタジオ24佐藤さん達のおかげで「よし、やろう」と思えてレコーディングに望めました。
やってよかった。
最後のライブに来ることができなかった人、新しい音源を待ってくれていた人、今までサポートしてくれた人達に何か出来ることはないかと考えてつくりました。
是非歌詞とあわせて聴いてみてください。


またライブハウスで会えたらと思います。
今までほんとのほんとにどうもありがとうございました