コロナ禍において航空業界が厳しく、客室乗務員の採用も中止となっているのは皆様ご存知だと思います。


長年の夢が目前で挑戦すらできなくなってしまい、辛い思いをしていらっしゃる方も多いと思いますぐすん


でも大丈夫キラキラ

私の経験上、「他業界・他職種→CA」は大いにアリです。


だって、機内のCAは何でも屋ですから爆笑


常に安全を意識した保安要員であることは言うまでもないですが、時にはシェフ(機内食の盛り付け。私の働いていた会社では機内でお米からご飯を炊いていたことも!)、バーテンダー・ソムリエ(お酒の提供)、保育士(お子様のお世話)、アナウンサー(機内アナウンス)、商品アドバイザー(機内販売)、カウンセラー(元気がないお客様の話し相手)、緊急時には看護師消防士、、、


どんな特技も経験も必ず活かせる場面があります。


実際、CAは様々な大学・専門学校または職業の出身者の集まりでした(バラエティ豊かで面白かったですよ)。実際の業務は入社してからしっかり訓練を受けますので、CAという職業を楽しむマインドさえあればどなたにでもチャンスがありますニコニコ


ですから、自分はどんな場面でどんな特技が発揮できるか想像しながら、今の生活を充実させてくださいキラキラそうすれば、きっとまた道は開けると思います。


そして、一度立ち止まるこんな機会だからこそ、私が感じたCAというキャリアのデメリットもお話しします。


それは、続けにくいことと転職先が限られること。


私自身、CAを辞めた最大の理由が出産。


私も夫も地方出身者なので、親に子供の世話を頼むことができませんでした。夫は仕事がとても忙しく、何かあったからといってすぐには会社を休めません。


たとえ、保育所やベビーシッターを利用したとしても、一番恐いのが自然災害、機材故障、テロ・デモ等による空港閉鎖などで飛行機が飛べず、何日もステイ先から戻れなくなってしまうこと(実際、帰れない期間に差はあれど、よく起こります)。


特殊な仕事なので、周りの協力なくして子育てと両立させるのはとても難しいです。


そして、転職に関して。


これはCAに限ったことではないですが、転職の場合、それまで培ってきたキャリアをどう活かせるかが重視されます。CAの場合「接客」というビジネススキル以外が身に付きにくく、転職先もかなり限られます。(私はCAを辞めたあと、エネルギー企業で外国人来客対応の仕事をしたことがあります。)


私自身、もしCAになっていなかったら、製薬会社でMR(Medical Representative「医療情報担当者」)になる予定でした。そちらの道を選んでいたら、どんな人生を歩んでいただろうとふと思うことがあります。



それでも、CAという世界に足を踏み入れて、様々な人々に出会い、様々な経験をしたことは本当によかったと思います。

元CAと名乗るには申し訳ないくらい、たった6年という期間だった(しかも、国際線ファーストクラスの資格は取れなかったアセアセ)けど、人生でとても濃厚な時間でした。


これから就職活動をするという方の参考に少しでもなればと思いますキラキラ