神戸空港ターミナルの減収減益で市貸与の駐車場の賃料半額措置を2011年度も継続 | Flight Blogger Nippon 2011 0fficial Blog

神戸空港ターミナルの減収減益で市貸与の駐車場の賃料半額措置を2011年度も継続

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Source/神戸新聞 2月16日10:33 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003807350.shtml


2月16日で開港5年となる神戸空港で、神戸市は空港の駐車場用地を貸している市の外郭団体「神戸空港ターミナル」に対し、賃料を半額にする減免措置を2011年度も続けることを決めた。当初計画では2010年度で終了予定だった。

空港ターミナルの収益が落ち込んでいるためで、昨年5月の日本航空(JAL)の完全撤退後、運営するビルの空きスペースが埋まらず、空港本体同様、厳しい運営を強いられている。

 

神戸空港の駐車場は、臨時用を含め3カ所(計約2万5千平方メートル)。空港ターミナルが運営し、土地を所有する神戸市に賃料を払っている。同市の財政にも余裕はないが、搭乗者の駐車料金を割引することを理由に、開港当初から年間約2億4千万円に上る賃料が半額に減免されている。

 

昨年5月、ターミナルビルに入る航空会社やテナントのうち賃料、面積ともに約4割を占めていたJALが撤退。空きスペースに飼い犬を預かる「ドッグホテル」やバス会社事務所などを誘致したが、埋まったのは4分の1以下にとどまる。

 

開港時は27あったテナントも今月13日にカフェとそば店が撤退、13店舗になった。16日に新たにたこ焼き店がオープンするものの安定しない状況が続く。

 

空港ターミナルは昨年夏以降、スカイマークの増便により駐車場収入などが増加傾向だが、2010年度は初めて赤字に転落する可能性もあるという。

(黒田勝俊)