本日3月20日は春分の日です。
祝日法では春分の日と秋分の日をそれぞれ「自然をたたえ、生物をいつくしむ/祖先を敬い亡くなった人々をしのぶ」としています。
私は池袋のリニューアルしたサンシャイン水族館で生き物を慈しんで参りました。
オタリアがものすごい可愛かったです。

話は戻りまして。春分の日と秋分の日は昼夜の長さがほぼ等しく、同時に7日間のお彼岸の中日とされており「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように季節の区切り目となっています。

朝廷では平安時代初期からこの両日の前後7日間に彼岸会という仏事を執り行ってきました。
彼岸会は迷いの此岸(この世)から悟りの彼岸(あの世)へ至るための法要であり、江戸時代には庶民の間に年中行事として広がったそうです。

お彼岸はインドにも中国にもない日本独特の行事で、一説には「彼岸」はもともと「日の願」という言葉から出ており、丹後や播磨などでは「日迎え」「日送り」と呼ばれる行事を行うと聞きます。
春分の頃に豊作を祈り、秋分の頃に豊作を予祝するという仏教渡来以前から存在した太陽信仰が起源で、万物を生み育てる天照大神に豊年を祈るからこそ春分の日が「自然をたたえ、生物をいつくしむ」とされているようです。

秋分の日もお天道様に稔りを感謝する日だったのが、仏教の彼岸会が重なり先祖供養の色彩が濃くなり「先祖を敬い亡くなった人々をしのぶ」とされたようです。

皆様、自然をたたえ、生物をいつくしみましたかね?
深い泉

この国の過去の泉は深い。
太鼓と笛の音に酔いしれて
太古の神秘のうちに沈み込む。
測鉛を下ろし、時の深さを、わたし自身の深さを測る。

この詩は、「深い泉の国「日本」 異文化との出会い」「変わらざる民族」の著作で知られる
スイス人文学者トーマス・インモース氏(1918-2001)が残したものです。
トーマス氏は日本を「深い泉の国」と呼び、次のようにも述べています。
「日本人の心には、超近代的なものと太古のものとが混在している」「急速に変化しつつある現代においても「永遠の日本」がなくなることはないだろうという確信を植えつけているのである」

氏が驚愕した泉の深さと美しさも、新旧の不思議な共存も、実は日本人の方が意識はせずに過ごしていることと思います。しかし、教室に通ってくださった生徒さんは、せっかく着物という日本文化に興味を持っていただいたのだから、もっと日本を知ってみませんか?ということで、突発課外授業を始めたいと思います!!

今年の目標、更新。