ペタしてね





覚せい剤・大麻取締法違反 仮名:小泉久美(23歳)

・人生もったいない度 ★★★★★ 
・寂しがりや度       ★★★★★
・自立度            ★★☆☆☆


★こんにちは。

今回の事件はみなさんも一度は耳にした事がある事件です。
 
前置きはこれ位として被告人について簡単に説明します。



1.小泉久美について…

お祖父さんっ子。

高校卒業後、街でのスカウトをきっかけに多分野にわたって芸能活動を始める。

スカウトされるだけあって、とてもキレイな容姿。

逮捕前は芸能界は引退し、都内某所にて水商売をしている。

元々不器用な性格からか、仕事に対し行き詰まりを感じ始め、覚せい剤を使用し始める。

ルートは元のタレント仲間。

そして大麻を使用していた某スポーツ選手と交際、同居していた事もあり被告人自身も大麻を併用していた。



★本当、女性から見ても素直に『キレイだなー』って思う位素敵な人です。

それだけに今回のこの事件はとても残念でした。

それと、交際していた彼も同時に逮捕されています。

それでは事件概要に入りますね!



2.事件の内容

当時の交際相手から

『大麻を買ってきてくれ』

と頼まれ、密売人に連絡→繁華街で落ち合い購入した。

購入した大麻は、自分の下着の中に隠したまま自宅へ戻る。

また購入した大麻を

『おまえにやる』

と言われそのまま隠し持ってた。

数日後、自宅に家宅捜査が入り、その場で同居している交際相手と共に逮捕された。


★ちなみに今まで被告人が薬物に使った金額は25~30万円程だったようです。

薬物のルートは以前のタレント仲間や密売人とありますが、本当ぞっとしますよね。

それでは裁判の様子です。



3.裁判の様子

(1)弁護士と被告人:母

弁・今回の事件の原因は何だったと思いますか?
母・きっと寂しかったのだと思います。

弁・具体的にはどのような事でしょうか?
母・愛していた祖父が亡くなったので…

弁・彼女の変化に気付いていましたか?
母・同居していなかったので…わかりませんでした。

★親の目の届かないところで…って事でしょうか。
でも、大人だからしっかりとして欲しかったですよね。

弁・彼女が住んでいた自宅は?
母・引き払いました。

弁・今後、彼女はどこに住む予定なのですか?
母・元の実家で、祖母と私とで一緒に住む予定です。

★それが一番いいですね。

弁・彼女にはお兄さんがいますが、今後彼女への協力は?
母・息子は、実家から徒歩で30分位の所に住んでいますので、何かあれば協力してくれると思います。

弁・今後、彼女の精神的な変化に気付く事はできますか?
母・同居して、一緒にご飯を食べて、普通の生活をしていたらきっと、気付けると思います。

★是非気付いてあげて欲しいです。
ただ…。

弁・彼女のこれまでの交友関係はどうしますか?
母・付き合いさせないようにします。

弁・以前の仕事について、彼女がまた『やりたい』と言ったら?
母・それは決してさせません。

★お母さんはすごく暖かい印象を受けました。



(2)検察官と被告人:母

検・彼女は実家に戻ると言う事ですが、当面仕事はどうするのですか?
母・今、娘は精神的に不安定なので、、まずはその病気を治してからゆっくり考えさせます。

検・今後、母親として彼女にどの様な指導をしていきますか?
母・まずは本人が反省して、自覚する事を信じております。


(3)弁護士ち被告人:本人

弁・原因は?
本・祖母の死もありますし、仕事を辞めて時間が出来た…
  彼氏とも別れて…一人になって考える事があって寂しくなって…。

弁・薬物についてはどう思う?
本・何に対してもプラスになるものでは無いし、失うものの方が多かった…。

弁・交友関係はどうする?
本・携帯を変えて…大切な友達もいるけど…。

弁・実家に帰ったらまず何をしたい?
本・病院に行って、まずは自分の病気を治したい…。

弁・以前の仕事に戻りたいと思いますか?
本・無いです…。

★すごく衰弱している感じです。


(4)検察官と被告人:本人

検・薬は無くなるとすぐに買いに行ってたのですか?
本・無くなると買うって言うよりは、吸いたくなったら買うって言う感じでした…。

検・連絡先を変えると言いましたが、それだけで切れるのですか?
本・切れます。
   薬に関係していたのは二人しかいないので…。

検・家に帰ってからの生活はどう考えていますか?
本・祖母と母に甘えさせてもらって、やりたかった勉強とか家で出来る様にしたい…。

検・精神的にと言っていましたが、相談とかは出来なかったのですか?
本・家に帰れば治る事はわかっていたんですけど、一人で抱えてしまって…
  相談はしませんでした。

★声は小さくかすれて話している様に聞こえました。
そしてずっとずっと泣いていました。



求刑
1年6ヶ月


(5)裁判官と被告人:本人

裁・最後に言いたい事は?
本・強制的ではありましたけど、薬を止める環境にある事を感謝しています。
  ありがとうございました。


判決
懲役1年6ヶ月 執行猶予3年




★今回の被告人は精神的にもかなり弱っていたんだと思います。

そして薬物に繋がるルートを持っていたのも大きかったのでは無いでしょうか?

ただ被告人、裁判終了後の執行猶予中に覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕されました。

やはり薬とはそう簡単に断ち切る事が出来ないのでしょうか。

改めて、薬の怖さを認識出来た裁判でした。


ドキドキ愛梨ドキドキ