婚活も妊活も自分は無縁だと思っていました。

 

「30歳までには自分は結婚するだろうし、結婚したら子供もすぐ授かるんだろうな」と20代の私はそう思っていました。

 

 本気で34歳から婚活に励み、36歳で結婚し、一緒に婚活をしていた同い年の友人が35歳で結婚し、不妊治療に通っていました。

ちょうど私が結婚して4ヶ月後にその友人と韓国に行く約束をしていて、それを知った韓国語の先生が、「それなら私の地元に不妊治療で有名な漢方の先生がいて、10年不妊だった以前の生徒さんにそこを紹介したらすぐに授かったよ!良かったら行こう!」と連れて行ってくださいました。

 

 私は今すぐ子供がほしいというわけではなく、「いずれ授かればいいな」という気持ちでしたが、せっかくの機会なので私も漢方の先生に診察していただきました。

すると、「血流の循環が良くないから、子宮にも栄養が行き届きにくいです。血のめぐりを改善しないと妊娠は難しいですよ」との診断にショックを受けました。

 

 毎月きちんと生理は来ているし、そんなことを始めて知り脈と舌を見ただけでそんなことまで分かるんだなと思いました。

私も友人同様に漢方を処方していただくことにしました。

婚活のスイッチが34歳の時入ったと同様に、このときに妊活のスイッチが入ったように思います。

 「いつかとほしいと思っていたらあっという間に年齢を重ねてしまう」と思いました。

 

 漢方の帰り道、韓国語の先生の叔父さんご夫婦の車を乗せていただくことになり、叔母さんが「どうだった?」と聞いてこられ、先生が「この子栄養失調と漢方の先生に言われたよ」と漢方の先生の話をかなり圧縮して伝えたので、叔父さんが、「えー!!そうなんか?!じゃ今日の晩御飯は焼肉に行こう!たくさん食べなあかんよ!」と連れていってくださいました。

 

 韓国の方は情に厚いと言われますが本当にそうで、一度仲良くなると本当によくしてくださいます。

先生と叔母さんとは今でも時々交流があり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです❤

 

 

 つづく