※ワンピースREDを観て感じたことを、今回は映画を観た方向けに書いてます。
人々の為に自分の能力を使おう
皆を苦しみから救い
楽しいことだけの新時代をつくろう
多くの人が取り込まれたように
UTAの行いは一見すると
良いことに見えるかもしれない
しかし、根底にあるものが違えば
出てくる結果は本質とかけ離れたものになる。
人の心の内は、とても複雑。
表面に浮上しているものからすべてを理解しようとしても、難しいところがある。
私達は、感情というものに弱い。
感情=自分と感じてしまいがちだが、
感情(一部のパーソナリティ)と本質(本来の自分)は別ものだ。
その違いに気づく為には、
俯瞰する視点を持ち、湧き上がる感情の出どころはどこか?蓋をして抑えるのではなく、
奥の奥の奥まで観ていく必要がある。
UTAの場合、根底にあるのはシャンクスへの歪んだ怒り、その奥にある深い悲しみ、愛したいという気持ち…。
シャンクスの行動は、愛からのものだったと真実を知ったところで、素直に受け入れられなくなってしまっている。
それほど、
反復する感情や思い込みというものは
私達を支配する
だからこそ、しっかりと観ていく必要がある。
そして、私もやってしまっていた事があるので分かるが、人に必要とされている自分を演じる事で、
自分の傷や痛みを埋めようとする「誰かの為に…」は、すり替えだ。
人の手によって与えられる癒しも、もちろんある
けれど、本当のこと、自分は本当はどうしたかったのかを知っているのは自分だけ。
なので、自分自身が自分に向き合い、根底にあるものを見つけ、癒していくことは、とても大切。
誰にも肩代わりできないし、自分でやっていくしか道はない。
UTAが目を覚ましたのは、
本来の自分に自分自身できちんと気付いたからだ。
これまで抱えてきた思い込みを覆えすこと、
根気よく寄り添い、掘り下げ、真実を受け入れ、
理解しようとすることは、とても労力の要る作業かもしれない…
けれど、長年思い込みを抱えたまま、苦しい時間を生き、本来の自分を知らずに死んでいく方が、辛いな…と今の私なら思う。
そこに何か感情が湧くなら、
・翻弄されるのではなく、まず受け止めること
・根底にあるものを見つけること
・本当はどうしたかったのか?を明らかにすること
・真実を観ること
・理解しようと努めること
・癒すこと
本来の自分を生きるために大切なこと。