今週は世界の広い範囲に出現したオーロラが話題になってましたね。
私がいる場所からは見えませんでしたが
昔、一度だけ飛行機から見えたことがあって
その紫の神秘的な光が印象的でした。
今回ネットに上がっている映像もとても綺麗で
近くで見られた人がうらやましいです。
オーロラで盛り上がったその日
SOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘」を鑑賞しました。
北欧の自然と神話や民話から生まれた独特の文化、その成り立ちと魅力に
昔話にでてくるトロルが北欧らしさを感じます。
怖いけどなんだか憎めないトロル。
お土産屋でよく売られているトロル人形も愛らしい姿。
怖いだけでなくて、共存すべき大切な魂で
森への畏敬の念に通じる存在なんでしょうか。
今回の展覧会、芸術関係と思われる若い方たちが多いなと思っていたら
北欧の自然や物語は、アニメやRPGゲームの発想元になってるそう。
確かに神秘的な世界で魔力と戦いながら冒険していくお話はバーチャル世界にぴったり。
また、今回の会場では鳥の鳴き声や音楽がうるさくない程度に聞こえてきて
そういう演出も新しかったです。
美術館のカフェでひと休みしていたら、歌舞伎町タワーが見えました。
このデザイン、雲の中に突き抜けているようで別世界感がある。
地に足が着いてない感じがするけど
そういうコンセプトの場所なんでしょうね・・
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子どもの頃「やかまし村」シリーズが大のお気に入りだったから
北欧の物語というとリンドグレーンが真っ先に頭に浮かびます。
自然豊かな村で子供6人が自由に楽しく遊ぶ毎日と彼らの生活スタイルそのものに憧れを感じてました。
その延長線上にあるのでしょうか。
高校生の頃、雑誌で見つけたカール・ラーションの絵が好きになり
絵を切り抜いて透明ケースに入れ、それを下敷きにして使ってました。
彼の絵に描かれているスウェーデン ダーラナ地方の小さな村は
彼の家の外観も内装も、まわりの景色も
今もなおそのまま残されていてとても素敵な所です。
先日、友人宅にお呼ばれして驚いたこと・・
「○○ちゃん、この絵覚えてる?」
と言われて見たら
当時大好きだったその雑誌の切り抜きの絵が小さな額に入れて飾ってありました。
なんで?とびっくりしていた私に
「高1の時に、○○ちゃんが下敷きにしていたこの絵、私も好きになって何度か見せてもらっていたら
『そんなに気に入ってくれたのなら、あげるわ。大事にしてね』
って言って私にくれたのよ」
それ以来、額に入れて部屋に飾っていたそうです。
留学中も結婚後もそして離婚後も・・
あげた事も忘れていたし、その頃の私がそんなに気前が良かった事も忘れてましたw
雑誌の切り抜きなんですけどね、、
それをこんなに長い間(40年以上?)大事にしてくれてたなんて
感動でしばらく言葉が出ませんでした。
その彼女、今はある大企業の重役さんでとても忙しい毎日なんですけど
離婚して自分の家を買って
グランドピアノを入れるためにリビングを改装したので
私を含め友人6名を招いてくれたのでした。
自分の城にピアノのサロンを作るという夢がかなって嬉しそう。
ピアノは最近再開した趣味ということなんですけど、帰宅後は練習時間がなかなか取れないからと
昼休みに会社近くの練習室を毎日30分借りて練習しているそうです。
継続は力なり。
素晴らしい演奏に美味しい手料理で我々をもてなしてくれました。
一方で私は・・
最近雨が多いのでカイガラムシと戦ってます。
そして彼女を見習って毎日30分を目標にして練習してます。。