ご近所の大きな夏みかんの木
今年も沢山実って色づいた。
このまま冬を越して
春まで待つと
甘く食べごろになる。
夏みかんで思い出すのは
修学旅行で行った萩の町の
土塀からのぞく夏みかん。
民家沿いに鯉が泳ぎ
黄土色の土塀と沢山の黄色の実
当時は、こんなに優しくて風情ある町から
広い視野で考えられる人々が育っていったことに感動した。
もう一つ夏みかんで思い出すのは
小学校の教科書に載っていた「白いぼうし」
私の中ではモンシロチョウとキャベツ畑が
強固に繋がっているものだから
お話ではモンシロチョウが飛んでいたのは
菜の花畑なのに
勝手にキャベツ畑にすり替えていたことに
最近気づいたw
「白いぼうし」は
夏みかんの香りの切なさと春の暖かい光から始まる幻想的なお話。
私のラフマニノフのイメージも
これに近いかな・・
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ヤマハホールで開催された
福間洸太郎Presentsラフマニノフの世界
へ行ってきました。
バイオリンは成田達輝さん
チェロは伊藤悠貴さん
福間さんは昨年から「ラフマニノフVSスクリャービン」シリーズのコンサートをされていて、2人の音楽家をよく研究されているし
伊藤さんは自称「ラフマニア」で「ラフマニノフ考」という著書も出版された
ということで
ラフマニノフ愛がいっぱいのコンサート
福間さんを中心にして
ラフマニノフの生涯や
作品の背景についての映像と
お三方の楽しいトークに
ピアノ、デュオ、トリオ
という盛りだくさんな演奏で
とても充実した時間だった。
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伊藤さんが、
ラフマニノフの魅力について聞かれて
「生まれ変われるなら、
チェロソナタになりたい」
と言ったら、福間さんから
「30分くらいの人生でいいの?」と突っ込みw
何度も何度も演奏し続けるからいいそうです。
チェロソナタは第4楽章のみだったけど
チェリストに「この曲に生まれ変わりたい」と言わせるだけのことはあって
なんと叙情性あふれ美しいこと!
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バイオリンの成田さんの演奏は
今回が初めてでした。
とても表現力豊かな方で、ストラディヴァリの深くて清らかな音色が心地よい。
どこかの記事で「曲解釈のため構造哲学を学んでいる」とあった。
これはドンピシャ!
私の好奇心を掻き立てるタイプ。
話し方も個性的というか・・
別次元で面白いこと考えてそう。
2つの小品第1曲ロマンスについては、
「この曲は重音が続いて歌うのが大変。みぞおちを押しながら歌うイメージ」
とおっしゃってたから
演奏中についそれを思い出して
私もお腹に力が入ってしまったw
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アンコールは
おしゃべりし過ぎで時間が過ぎていたのに
ラフマニノフの憧れていたチャイコフスキーの
ピアノ3重奏を演奏してくれました。
このコンサートに出演されたお三方とも
みなさんオタク気質というか(←ごめんなさい)
良い意味での拘り
違いがわかる男 というのでしょうかw
どんどん楽曲を追求し
自分の理想を追求して
それを演奏という形で楽しませてもらえると
こちらはとても満たされた気持ちになる。
続きを聴きたくて聴きたくて
寄り道せずに足早に帰宅しました。
伊藤さんのCDを聴きながら夕飯準備♪
しかもチェロソナタ第4章をグルグル何回も・・
すっかりハマってしまいました。