暑さたけなわだけど
風の通り道に
トンボを見かけるようになってきた。
ヒューっと勢いよく飛んで
ツンと葉のない枝にとまる。
窓からも
枝の先端にとまったトンボが見えた。
シオカラトンボ
逆光で色がわからないけど・・
日を浴びながら暫くじっとして
時々グルっと旋回して
またもとの場所に戻る。
ここが気に入った様子。
トンボは変温動物だから
太陽の光を浴びて体温をあげる必要があって
できるだけ体中に日光が当たるように竿の先にとまるそうだ。
十分に気温は高いけど、もっと日光が必要なのかな?
夜になると虫の声も聞こえてくるようになった。
ふーっと吹いたら飛んでいきそうな月が浮かんだ夕暮れ(↓)
夏から秋への移ろいを感じる。
自分を振り返る季節かな。
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アメリカで闘病中の友人からのメールがきて
化学療法の合間に湖へキャンプしに行ったと教えてくれた。
早朝の静かな湖畔の写真と今読んでいるという本の写真付きで。
会えないけど
こうやって
遠く離れていても
今感じたことを伝えあう事ができるのはネットのお陰。
ネットは個人対個人なら恩恵にあずかることの方が大きいと思う。
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ある自治体所有の美術品105点が地下駐車場に置かれていた問題に関し
「デジタルで見られる状況にすれば物理的な部品は処分することはありえる」という発言が自治体の協議会であったという報道を読んだ。
もちろん、ここだけ聞くと
「実物と写真は違うでしょ!」
と思うわけだが
これに関しては報道自体に問題があって
実際は「自治体は美術館ではないから、大型立体作品の保管は難しい。作家に許可を取ったうえでデジタル化して鑑賞できるようにし、他の美術館に譲渡したり売却する選択肢もあるのではないか」という趣旨の発言だったそうだ。
発言の一部だけを取り出したため発言者の趣旨と異なっていた。
しかし、新聞報道がネットで広がって発言者が批判されてしまう。
ネットの限りある字数の発信を一方的に信じて、思い込みから拡散される怖さ。
発言の背景を想像しようとしないのだろうか。
そんなこと思うかな?話全部聞かないとわからないよね・・って
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日本橋三越本店美術特選画廊で開催されたグループ展に鷹濱春奈さんが作品を出品されたと聞いて見てきた。
「狩人の休息」という絵はデジタルカタログに載っていた。
カタログからは残念ながら質感や光があまり伝わってこないが、
実際に見ると、透明感ある煌びかな色彩が目を引く。
彼女が描く動物たちは
温かいけど芯のある強い眼差しでこちらを見てくるから
何度も会いたくなる。