勝手な思い込みで危うく見逃すところだった
甲斐荘楠音の回顧展
美人画でしょ・・?あまり興味ないかも
って思っていたのに
家族が買ってきた展覧会カタログを見ていたら
絶対見に行きたい!
に変わったw
写実的とはちょっと違う
人物の体温や着物の質感、衣擦れの音
それらが伝わってくるような美人画。
芝居も好み、女形として舞台に立つこともあって
自ら様々なポーズで写真を撮ったり
同じポーズのモデルを繰り返しデッサンしていたり
俳優の様々な表情を捉えた写真のスクラッチブックがたくさん残されていたり
人物の美しいポーズや表情への探求心が怖いほど伝わってくる。
その後、彼は日本画の世界から映画の世界へ転身し
着物に関する知識も高かったこともあり、時代劇の風俗考証や衣裳もデザインしていて、アカデミー賞にノミネートされている。
これら衣裳がとてもオシャレ!
彼の美的感覚や感性が日本画だけでなく舞台衣裳にも生かされていたことがわかる。
こだわりや探求心って一つのことに集中して深堀するものだけど
深堀していくうちに視野も広がり
相乗効果で感性がさらに磨かれて
他分野へも波及している。
二刀流の良さはそういうところにあるのかも。
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展覧会の場所は東京駅ステーションギャラリー
東京駅の復元工事で保存された赤レンガや創建時の建材も見られる。
山の日だけど海に飛び込みたくなるような夏の雲
お盆休みで人も少なくなって道路はガラガラ
ストレスのないドライブが気持ち良かった!
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土曜日のTEPPEN2023芸能界ピアノ頂上決戦
リアタイはできなかったのでTVerで見た。
演奏に正確な順位がつけられるものでもないし、
バラエティー番組なのでいかに盛り上げるかが大事。
人の評価って
その人のそれまでの経験からの刷り込みによるところが大きいと思う。
だから感じ方は人それぞれ。
国際的なピアノコンクールのコンテスタントも
実際に審査員の先生にレッスンをお願いしたり、
その年の審判の方向性、解釈に対する見解やどの程度個性を出すべきか
などをしっかりリサーチして臨む。
だから1位の演奏者が何を弾いても1番というわけでもない。
それはみんな理解しているけど
話題性があってお仕事に繋げやすいから賞を取りに行くのだ。
そう冷静に考えていても
やっぱり応援している人に優勝してほしいもの。
決勝戦で弾いていたMONGOL800の小さな恋のうたの原曲は
シンプルだけど心に響く歌詞をちょっとだみ声で歌い上げる所が好き。
この素朴で人間味溢れる曲を選択したことに正直なところ驚いた。
でも、聴いてみると
TEPPEN用に派手めのアレンジ?だけど、彼は歌詞を忠実に表現したピアノ曲を作曲している。
一般受けと自己表現のギリギリを責めたなw
音楽プロデューサである審判委員長からもらった満点は、彼の作曲レベルの高さとそれを表現できる演奏能力の両方に対するものだと思った。
曲を聴き始めるとショートムービーが脳内に流れてきて、そして一話が完結する感じ。
こういうのを聴くと
せっかちな私は、映画音楽とかBGMも作って欲しいなあ・・と思ってしまう。
なんだったら、ご自身でメガホン持って撮影もお願いしたいww
持って生まれた恵まれた感性を
持前の探求心でどんどん世の中に波及させて欲しいのだ。
失敗しても若いから何度でもやり直せる。
今回は、リスナー個人の好みやら彼の信者からの評価ではない、業界の方々からのアドバイスがもらえたし
放送後に登録者数が増えたのは
彼の演奏に初めて出会い、優勝こそしなかったけどもっと聴きたいと思った人が多くいたということ。
そういう意味では優勝できなかったけど(←しつこい)出場したことで活躍の場が広がりそう。