仲良く公園に遊びにきた天使ちゃんと悪魔ちゃん。
公園に着くと、先に誰かが遊んていました。
「ボクあの子キライ」そう言って突然 止まってしまった悪魔ちゃん。
なぜキライなのかを天使ちゃんが尋ねると 「キライな理由」がどんどん出てきます。
「ウンウン」と頷きながら、一通り聞いた天使ちゃんは、ニコニコ笑顔で言いました。
「同じだけスキなとこ探してみて♪」
悪魔ちゃんは 絶句‼
ビックリしてキョトンとしています。
「じゃ、今のは取り消しね♪」
軽くウィンクすると、モヤモヤタワーを消してしまいました。
納得行かない悪魔ちゃんは、大暴れ‼
ひとしきり暴れて、ゼーゼー息を切らしながら、言いました。
「何でスキなとこ同じだけ言わなきゃいけないの？」
天使ちゃんは涼しい顔で言いました。
「だって、バランス悪いじゃない？シーソーだって どちらかで止まってたら面白くないでしょ？」
天使ちゃんは続けます。
「ブランコだって前や後ろに動かすから、楽しいんだし、止まったままなんて 乗っててもつまんない。動かすためには、同じだけの重さや負荷が必要なんだよ。」
悪魔ちゃんは、イヤなところとスキなところを順番に言い始めました。
そして、「なんだか良くわかんないけど、探すって大変だね。疲れたからもうやめた」
天使ちゃんはニッコリ♡
「じゃ みんなで遊ぼう♪♪♪」
シーソーで遊んだり、ブランコに乗ったり♪
「そっか～♪シーソーだって、ブランコだって両方あるから楽しいんだね。ボクわかったよ♪ 滑り台だってまっすぐだったらつまんないもの♪」
天使ちゃん♪悪魔ちゃん♪良かったね♡
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