直視できないほどの晴天


恵みの太陽の中
軽い足取りで楽しげに

行き交う人で 溢れる街

隣を歩く人の話に
相槌うって 笑顔になる


だけど
だけどね…


だからこそ
寂しさ募るの


心に巣くう闇が


寂しい
寂しい

私の帰る場所は どこ?

私が 私のままでいても

いい場所

どこにありますか?


心がそう呟くの




無駄な 正義感
無駄な 心配とお節介

いつもの 空回りパターン
大人になって
直るどころか
悪化して…



ある日
長年の友に 真実を告げたら


無駄な勇気は
私から 友を奪い去った



今まで 彼女が間違ってると思っても

本人に自覚のない
ひどい言葉も 受け止めて
笑ってきたの


だけどね

当時と決定的に違うのは

彼女に 子供のいること

彼女の一存で
父親にあわせず

彼女は相変わらず

『ワタシは繊細だから
働くのに向いてないの』

と…本気で思い


離婚した相手を憎み続け

慰謝料、養育費を貰い

子供を実家に預け

生活保護を うけている…



人間の本分というのは

生涯 働くことなんだ、と


そう思う私は

主婦が働くのは 恥だと
考える彼女と


相容れなくて


とうとう お別れしたんだ



私はまた 家出しても
泊めてくれる人を 失った



私は

頑固だから

私にしか なれないから




孤独になるのが
運命みたい



優しくされ 感激して

凄く凄く 感謝して

うかれた挙げ句


いずれ
嘘であった と


何度でも
思い知らされる



カミサマは
間違えないはずだけど


私が 人間に産まれたのは
やっぱり

そこだけは
違ってしまったと
思うの


今も 胸から 肩にかけ

孤独の痛み 走り



晴天は 醜い私を

明確にしちゃうから

キライ



ああ
勇気

痛みに負けない 勇気



いつ 無くしたのかな……