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先日、興味深い質問を頂きました。

 

ヒヨコエアライン業界で働いている大学の先輩に、志望エアラインの話を聞きました。

あまり社員を大切にしないし、先輩もクレイジーな人が多すぎるから、そのあたりは覚悟の上で目指してね、他のエアラインを第一志望にしたほうがいいよ!と言われました。

ショックです。とてもいいイメージのエアラインだったので。

 

 

う~む。。。この手の質問を例年よくいただきます。

 

人はもちろんのこと、人がかかわっているあらゆる組織は常にダークサイドがあり、黒い部分(いわゆる悪)が含まれる、というのは、聖書などでも語られていることでもあり、それがエアライン業界に当てはまらないはずはありません。

 

組織はもちろんのこと、出来事や、人そのものももちろん。

 

みなさんはいつも潔白といえるでしょうか?私は言えないな。。。。あたりまえですけどゲッソリ

というか、無邪気(つまり邪気がないから潔白)という言葉が、子供ちゃんに最もフィットするように、

大人になり、成熟するほど、邪気(悪)からはのがれられないのでしょう。

 

組織、人、状況のダークサイドは、その瞬間だけ見ているとわかりづらい。

 

たとえば今行われている整理解雇などもその例で、

①会社にとっては存続のために断腸の思いで人員を整理することは善なのだろうけれど、そこで整理対象となる人々にとっては、もちろん

悪である。

 

②整理解雇などを行わずこれまでと変わらず組織を維持することは善だけれど、組織が立ち行かなくなることで

損害を被る人も多いのであれば、その方から見るとこれは悪である

 

③①に当たってしまって悪だと思っていたら、案外そのことで他のエアラインとの縁や、他のご縁があったりして、あとで考えれば悪が善に変わった。

 

また人間性で考えても、

 

①女性のお友達にはことごとく嫌われる資質があって、ダークサイドや悪がめだっていても笑

ある男性にとっては代わりのきかない女性であり、その人の美点は案外そのダークサイドから読み解かれたりする

 

②はきはき意見を言う女性は職場で好感は持たれやすいので善であるが、組織を率いるキャラの濃い先輩にとっては扱いづらいと思われ、悪と読み解かれる

 

といったかんじで、私たちの資質、企業、様々な状況において、ダークサイドを含まないものはないといえる。


悪の中に善があり、善の中に悪がある。

 

ダークサイドがどんなものにもあり、どんな状況でもそれは生まれるから、それを長い目で見つめ、どう自分なりに向き合っていくかで、悪を善にしていくことこそ、私たちの歩む道なのかもしれません。

 

 

無邪気でいられる時間は貴重。ともに無邪気でいられる友人、彼氏、家族を大切にしたいものですね。