先日、素敵キラキラ受験生さんからメールをいただきました。
仕事でどう頑張っていいかわからなくなりました。
頑張っていない子のほうが、高い評価が決まったのですが、CAもめざしているし、頑張ってきたこれまでは何だったんだろうと思っています。
彼女はとっても頑張り屋さんなので、努力を人よりももっともっと重ねたいと職場で願っておられるようです。
「長年目標をもちつづけて、それに向かって歩みつづけられる」ということそのものが才能と言われますが、まさに、彼女含め、CA受験生さんもこのタイプに当てはまります。大変なキャラに生まれつきましたね・・・(でも、目標を達成できるのもこのタイプ)
そんな皆さんの悩みでよく耳のするのが・・・
①職場で、自身の立ち位置で求められる以上の頑張りを発揮しているのに、なんだかうまくいかない。
②自身が頑張り屋さんなだけに、職場の上司や先輩の仕事ぶりに疑問をもってしまい、尊敬しづらく、しんどくなる
というもの。
頑張る事はもちろん素晴らしいですし、私も、まあ、そのレベルは知れているとはいえ、頑張ることが好きだし、頑張ったほうが楽しいと考えるタイプです。
でも、物事はかならず2つの側面がある。
この頑張ることも例外ではなく、残念な側面もあります。
たとえば上記の①②のお悩みだと、
①→自身に求められる範囲内で頑張り足らず、それをしのぐことに気を回しすぎると、頑張ったことが災いして(もったいない!)、「和を保てない、誰かの職務範囲を取ってしまう」=仕事が後一歩の評価となりやすい。
LCCや外資系でがんばっているCAさんなどは、このお悩みをよく話してくれます。
サービスで心づくしをすることは素敵なことですが、心づくしの内容は、Airlineによって、またそのCAさんの立ち位置によって異なります。その範囲内で成果をだすことがイコール、仕事ができる人となり、適切な頑張りとなるわけですね。
わたしも新人のころ、先輩のお手伝いをしようと、前のめりすぎて、ドツボにはまったことがあったな・・・
また、
②→職場の上司も人の子。私同様、上司もやはり弱点を抱えた人間。誰も人を裁くことができないと聖書の有名な言葉もあるね。
職場においての序列を最優先し、感情を押さえて淡々と接することが適切な頑張りとなる。
まあ、これは理不尽感いっぱいですけど、スキルで見ると「えええ!」っという人が、偉くなっているケースは組織で当たり前の光景だと皆さんもご存じの事でしょう。
序列を優先し、仕事そのもののスキルより、上司とうまく関係作るスキル(これもものすごく重要)を磨いていたのが、その仕事ぶりな上司なのでしょう・・・
その上司の部下の立ち位置である場合は、その上司が嫌いのままでいいので、仕事をスムーズに進めることに集中することが適切な頑張りで、その上司を好きになろうとしたり、上司を変えようとすることも、適切な頑張りとは言えないでしょう。
頑張ること自体が大変なのに、さじ加減まであるんかい!!(関西弁で失敬)
とぼやきたくもなりますが、そうなのです。さじ加減とは、処世術そのもの。
サービスも御多分に漏れません。
頑張りすぎないスキルというものが存在するとふまえられると、1つ仕事をするうえでステップアップができると思います。
妹(最近は弟も増えたな!)のみなさんが、笑顔でおしごとできますように☆