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「日系外資系と乗務されてきたくるみさんにとって、CAという仕事はどんなものでしたか?」
という質問を頂きました。
わ!深いね。
ずばり、私にとってCAとは、「本当の意味の自由を味わえる仕事」という感覚があります。
自由というと、気ままに自分の好きなことを、思うままにしていくというイメージがありますよね。たしかにわたしもそうでした。
私はカトリックの学校に通っていたので、よくシスターが、聖書の言葉を引用し
「本当の自由とは、人様のために自分の自由な時間を割く事を意味する」とおっしゃっていたのを耳にしていました。
私の母校では、すぐ近くにある、哲学の道(京都)をボランティアでそうじするのですが、友人とさぼったことがありました。
自由な放課後の時間をうばれるのがいやだったのですが、「自由になれないあなたは気の毒だと」担任のシスターに憐れまれたことがありました。
確かに自分のことしか頭にないわけでしたので。
自由時間に勉強した英語で、人様の役に立てたり、掃除した道を嬉しそうに歩く人を見れば、充実感やうれしさをかんじられるでしょう。
余計なことを考えたり、したりする不毛な時間からも解放され自由になれそうです。
趣味や、とんでもない体験や苦労をすること、楽しい時間を過ごす事、いろんな人に会うことなど、自由時間の使い方はさまざまですが、これらがあいまって、人間の厚みが生まれる。
CAは、ひととのつながりを作る仕事なので、この厚みがそのまま生かされます。
そして、さらに、その厚みをベースに、制限はあれど、お客様との関わりを自由に自身で作り出せる余地のある仕事です。まさに、本当の意味での自由を味わえる仕事だと言えます。
でも、これ。どんな仕事でも共通している。人のために自分の時間を割くことは、仕事の本質とイコールだからです。
すべてのお仕事は、わたしたちを自由にみちびいてくれるもののようです。
ぜひ、明日からもっともっと自由になれるよう、誰かのためにお役に立てる自分をめざしていきたいですね。