年内の試験、来年の試験といろいろ思いを巡らせている方も多い、今日この頃。
こんなメールをいただきました。
仕事でも試験でもかなり頑張ってきて、今年の結果がでていないので、正直今後の試験で、ちゃんと見てもらえるのか?とCA試験自体に疑問を感じるようになってしまいました。現職で、まったく仕事ができない後輩が大手人気エアラインに内定したこともあって、ショックで・・。ちゃんと過ごしていれば、ちゃんと見ていただけるものでしょうか?
う~ん。たしかに、こういったご質問は多いですね。転職活動中の現役CAさんの間でも、「同期で最もイタイ、クレームだらけの子だけが、難関airlineに内定した!」とかっていうネタが尽きませんからね・・。
人間って、決して他者を正確に理解しきれるものではない気がするのですがどうでしょうか?
そしてそれを期待すると、けっこうしんどいです。
職場の出世などをみているとすごくよくわかりますが、その人の力に応じたものでないことは多いし、入学試験でも、本当のその人の学力を100パーセント見抜くというものでも、結果を見ているとなさそうです。皆さん自身も、他者のことを正しく理解できているかっていわれると、疑問符がつきませんか?(私はつくな~)
CA試験も御多分にもれず。
そもそも受験生さんの適性を完璧に把握の上で成り立っているものであれば、この業界に離職者がこんなに多いということはありえないでしょう。
面接官のみなさんも、やはり人の子。みなさんの魅力を見逃してしまうこともあるということに過ぎないと思います。
自分が他者を正確に見極めることは難しい。だからこそ、自分だけは、自身の心から湧き上がる思いの見極めに安定感を持たせてあげたい。
「評価にはばらつきはあるかもしれない。でも、私を見てくださる方との出会いまで、気持ちが持ちこたえれば挑戦していこう」
そんなふうに、解釈してもいいかなと私は思っています。
わたしも、あらゆる物事に対して、まずは自分の心の奥底から湧き上がる声を一番大切にしたいと考えています。
すると、少しは心が落ち着きますよ。