先日、JALに乗ったのですが、CA時代を思い出した
離陸が始まった瞬間、私の席のすぐ前の、オーバーヘッドストウェッジ(座席の上の荷物入れ)が、ふわりと開いたのです。
緊急事態!!いろんな意味で
荷物が飛び出して、お客様を直撃ということもあるので、ほんとうに危険なんですね。 同時に
もう1つの緊急事態があるんです。
開いた瞬間、目の前に座っているCAさんが、
な顔をなさっていたのですが、次の瞬間、ぐりっと前方(機首)を振り返り、ウエストをひねりすぎたせいか、
「イッテっ~」と叫ばれたんですね。
「きゃ~痛~い」という、かわいい声ではなく、「痛って~んだよ、も~!!」的な叫び声でウケたと同時に、
親近感を覚えました。
CAさんは、お客様の席と対面で座っていて、荷物入れもその視線の先にあったわけで、なぜぐりっと体をひねる必要があったか。
それは決まっています。私だって、同じ立場なら、腰をひねりすぎて一回転してしまうかも。
なぜかみなさんも想像がつかれるかもしれませんが、そうです、ひねった先には最も恐るべき存在が・・。
それは、左の一番前の席、クイーンシートに鎮座する「チーフ」さま。
左側の1F席全部を見渡しながら着席なさっているチーフからは、ふわりと開いた荷物入れは丸見えなんですね。
私も以前自分の列の荷物入れがふわりとあき、フリーズしながらチーフを見たら、めっちゃ笑顔でアイコンタクトを返され、
「くるみさん、あとで前方までいらして」とコール(インターフォン)が来て、その後叱られたことを思い出しました。
荷物入れが開くことは、その列担当のCAが見落していることを意味しますし、もしその荷物が飛び出たら大変です。
だもんで、なんどもCAは(かつての私は)しまっているか確認しているんですけど、確認後に、
「あらそうだ!おやつを出すのを忘れてたわ❕」的なかんじで、私の見ていないときに荷物入れを開けるお客様もいらっしゃり、えらいことになるわけです。
「イテッ」っと叫んでいたCAさんを、「まもなくラブコールくるで~」と、思いながら眺めていたら、
やはりポーンとコールの音。
「はい❕申し訳ございません!確認はした・・・はい!おっしゃるとおりです、申し訳ないです」と、床に頭を下げまくるかわいいCAさんでした。
荷物入れをどうかみなさん、CAが確認した後は開けないでください。そして開けた後は、何度も閉まったか確認してください。
よろしくお願いします・・・笑