試験が落ち着くこの時期は、いろいろ考える受験生さんも多いようで。
こんなメールを頂戴しました。
くるみサン、いつもブログを読ませてもらっています。
くるみサンは、CAとして長く働かれていましたし、現在もとても活躍されていますね。
本屋さんでもくるみサンの本が置かれていて、すごいなといつも感心しています。
くるみサンは、あまり仕事がうまくいかなかったことはないと思いますが、もしうまくいかない場合
どのように乗り越えたらいいと思いますか?
今年こそはCAになると決めていましたけれど、結局JALもANAも1次で不合格で、お仕事でも
同期に先を越されるし、とても行き詰っています。
というもの。
あの~、私はいろいろうまくいかなかったことをネタに、このブログも、本もつづっているんだけどな~
CA試験も、JALはたまたま1回でパスしましたけれど、他の外資系日系などでボロボロ落ちましたし。
CAになってからも、私はあまり器用なほうではなく、そもそも、母が、
あなたってスポーツ系の先生とかが向いてると思うわ~!おもてなしってタイプじゃないもんね~。
(ちなみに母はとても静かな人です。私は激し目の父似)
などと言っていたくらいなので、適性が薄く、新人のころは、機内で1歩歩くたびに注意されていた気がします。
もっとゆっくり、静かに歩く!(私は速足。走っても歩いても・・自慢・・笑。しかし機内ではアウト!)
カーテンはしずかに、上を持って閉める!(私は勢いがいいので、シャッと素早く、しかも音を立てて締めていた、mちろんアウト!)
エプロンの蝶々結びが、雑!もっとかわいい蝶々を作りなさい!(なんじゃそりゃ?)
エマージェンシー訓練で、プールで張り切って泳ぎすぎ!(私は水泳が得意。思わず飛ばしてしまった・・。血がさわぎます、カッパか・・・
。)
口紅はもっと濃いのをぬりなさい!(赤い口紅きらい!といっている時点で、アウト!)
といったかんじで、動くたびに注意されていました。どうにもこうにも、わたしの素のキャラは、CAにそぐうものではなかったようなんですね。
20歳の、未熟なそのころ身に着けたことで、今も変わらず心にとめているのが、
「うまくやろうと思わないようにしよう。でも、一生懸命取り組む姿勢をみせるようにしてみよう」
ということ。
どうせうまくいかないようなので、いろいろ指摘とか、つまづいたとき、とにかく要領よくうまくやるよりは、
「一生懸命課題に取り組む。その姿勢だけは負けないようにしよう」と思うようにしたのです。
たとえば報告書を5日後までに提出!とチーフに言われたら、出来栄えでは他の人にかなわないけれど、私は明日に提出しよう!一生懸命さで勝負しよう!という感じで動くようにしていました。
そのことに心をとめるようになると、とっても楽になり、そして不思議と、それを見ていてくれる人が出てくるんですよね。
機内でのクレーム対応においても、めんどくさい先輩笑とのかかわりにおいても、どんなシーンでも
このことは共通しているなと感じます。
うまくやることを目標にすると、もっとうまくやる人は必ずまわりにいる。
そうなるとしんどい。
なので、自分なりに、とにかく一生懸命に取り組んでいるというわけなのです。
●すべての記事転載はご一報ください☆
オフィスくるみの勉強会はこちらをクリック (1
くるみ会だより (9月28日アップ)
- CAの私が実践で学んだ 気持ちよく働く女性のエッセンス/大和書房
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
5刷決定!、「CAの私がVIPのお客様に教わった話し方のエッセンス」
CAの私がVIPのお客様に教わった話し方のエッセンス/高橋 くるみ