やめたい現職、なりたいCA.中編

先日、こちらの記事の前編をお送りしたのですが、たくさんの方から共感の声をいただきました。

現職に行き詰っているという方は多いようですね。

お二人目の方のご相談はこんな感じでした。

>
> ②私はグランドスタッフをしておりましたが、独特の雰囲気と定時性を意識するあまりか、

お客様にサービスをするというよりパソコンで一生懸命操作して出発時間に間に合わせる！

というグランドスタッフの事務的(？)な作業がいやになり退職してしまいました。
> >最近、 caの募集が始まっているとを知り、やりたいなーと思う反面、同じエアライン業界ですし、

前職を退職する際、「もう女社会はこりごりだ！」なんて思ったりもしてやめたことも事実でして。。
> このような場合CAをまた目指すのは無謀なことなのでしょうか？また嫌になってすぐやめてしまう可能性の方が高いでしょうか？受かるかどうかというより、長く続けられる環境なのか、ということを考えてしまいます。

う～ん、なかなか難問ですね。グランドスタッフさんのお悩みでもありますが、他の仕事の方にも

共通しそうな内容です。

独特の雰囲気と定時性を意識するあまりか、

お客様にサービスをするというよりパソコンで一生懸命操作して出発時間に間に合わせる！

というグランドスタッフの事務的(？)な作業がいやになり退職してしまいました。

という部分ですが、たしかに、サービスをうたっているわりには、エアライン各社、ホテル、他業種なども、「効率」重視とか、「評価」重視、なかでも、上司はそれが自分の成績に直結するから、

現場にいる、若い皆さんが疑問とか負担を感じるシーンは多いかもしれませんね。

営業、販売職の方なども、「お客様へのサービスでなく、押し売りをしないといけないことにつかれた。私は

もっとサービスがしたいのに」という方は多いですね。

CAはサービスにたっぷり時間をかけて丁寧に仕事をしている、と思われがちですが、やはり時間に追われ、サービスも端折らざるを得ない状況に追い込まれることも多い。

私たちCAも同じ思いを機内でしています。時間も足りないし、でもやることありすぎで、お客様と話す時間もありません。だから悩まないでください。

と、先日この方のお悩みをブログで呼んだ現役さんがメールをくれました。

やはり。

ちなみに私も同じように感じたことがありました。私はぶっちゃけ、サービスそのものよりは、お客様とお話しするのが好きでした。延々とドリンクを数百名のお客様に出し続けることは、まさに、事務作業に匹敵すると感じていたのです。

事務作業も、ドリンクも、お客様へのサービスの基盤を支えるものなのにね・・

そんな中でも、お客様と機内で圧倒的にお話しする時間が持てている先輩を観察していると、ドリンクサービスや、ミールサービスが正確て圧倒的なスピードを持っていることに気づきました。

そこで、それをまねして１３年間飛んでいたつもりです。与えられた１０時間のフライトで、自分がしたいアクションの時間を、いかに捻出するかを考えていたわけですね。（なんか、えらそうですけど早いけどサービスは若干雑気味といわれたことも…笑　そこはトークでカバー・・のつもり）

仕事にコントロールされるのはまっぴらごめんなので、義務をしっかり素早く果たし、

「私はやることはやっています！なので、残り時間は好きなことをさせていただきますよ」

というながれをつくるようにしたら、がぜん仕事は楽しくなりました。それまでは、やらされている感たっぷりだったんですけどね。

だれでも主体的に動きたいものですしね。グランドさんの出発前の業務ではそれもむずかしいかもしれませんが、ここで信用されると、仲間との関係はぐんとよくなり、まずは仕事が少し楽しくなってくると思います。

つづく。

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